EC2の料金タイプについて
この記事はAWS CloudTech カレンダーの 24 日目です。
EC2 の料金タイプについて書いてみました。
オンデマンドインスタンス
何も設定しない場合は、EC2 インスタンスを起動するとデフォルトでオンデマンドインスタンスになります。
秒単位で使ったら使った分だけ料金が請求されます。
必要なときに必要なインスタンスを起動できます。
リザーブドインスタンス(RI)
1 年または 3 年の期間で使用量を契約するかわりにオンデマンドより安く利用できるプランです。
24 時間 365 日(またはそのうちの 75%以上)稼働することが決まっている場合はリザーブドインスタンスを使うと安くなります。
リザーブドインスタンスには、期間中に属性を変更できるコンパーティブルとスタンダードと呼ばれるものがあります。
3 年間、全額前払い、スタンダードタイプが最も値段を安く抑えることができます。
スポットインスタンス
EC2 には、ユーザの利用頻度によって料金が変わるスポット料金というのがあります。
スポット料金は AZ によって異なります。
ユーザが利用したい料金(=リクエスト料金)を設定してその料金をスポット料金が下回ったときにスポットインスタンスが稼働します。
リクエスト料金がスポット料金を上回ったときはスポットインスタンスが停止します。
なので、急に停止しても問題ないようなユースケースに向いています。
たとえば、厳密なリアルタイム性を必要としないバッチ処理などに向いています。
Dedicated Hosts
EC2 が起動するホストを占有するオプションです。
インスタンスではなくホストに対しての従量課金です。
Savings Plans(SP)
1 年または 3 年の期間で一定量の使用量を契約するかわりに安く使用することができるプランです。
公式の説明によると、オンデマンドインスタンスを使うより最大で 72%もコストカットができるようです。
RI との違いは購入のしかたです。RI では、リージョンやインスタンスタイプなどオンデマンドタイプと同様の指定をするのに対して SP では、コミットメント額と呼ばれる 1 時間あたりの金額の指定をする必要があるため、自分で金額を計算する必要があります。
参考
Discussion