Open3
[記事未満] Slax のテスト
Slax のテスト
kvm 仮想マシンを利用して、テストしてみます。
Slax のメディアのダウンロード
https://www.slax.org/ より、Debian ベースの Slax をダウンロードします。
ここでは、iso/slax.iso に保存しています。
仮想マシンの起動
作業領域として利用する仮想ディスクを作成
qemu-img create -f qcow2 slax.iso_vm0_0.qcow2 16G
ダウンロードしたメディアで仮想マシンを起動
kvm -m 4096 -cpu host -vnc :0 -daemonize
-device virtio-net,netdev=net0,mac=52:54:00:00:00:01
-netdev tap,id=net0,ifname=tap0,script=no,downscript=no
-device virtio-blk,drive=sda -drive id=sda,if=none,file=slax.iso_vm0_0.qcow2,format=qcow2
-boot d -cdrom iso/slax.iso
準備
OS が起動したらターミナルを開きアドレスを設定する
# ip addr add 10.2.0.10/24 dev ens3
# ip link set ens3 up
デフォルトゲートウェイを設定する
# ip route add default via 10.2.0.1
アタッチしている仮想ディスクでパーティションを切って、ファイルシステムを作成する。
# fdisk -l /dev/vda
(fdisk の操作については割愛)
# mkfs -t vfat /dev/vda1
ファイルシステムを作成すると /media/vda1 にマウントされる。
パッケージのインストール
通常のDebian のように、apt コマンドでインストール
# cd /media/vda1
# cat << END >> packages.txt
> parted
> END
# grep -v '#' packages.txt | xargs apt install --no-install-recommends -y
変更の保存と再利用
カレントディレクトリの packages.sb に保存
# savechanges packages.sb
再起動後の再利用
# slax activate packages.sb
再利用の停止
# slax deactivate packages.sb
USB メディアの作成
iso イメージの内容を書き込み
USBメディアを挿入し、パーティションを切って、ファイルシステムを作成する
(USB メディアが/dev/sdx であると想定)
$ sudo parted /dev/sdx mklabel msdos
$ sudo parted /dev/sdx mkpart primary ext4 0% 100%
$ sudo parted /dev/sdx set 1 boot on
ファイルシステムを作成してマウントする
$ sudo mkfs -t vfat /dev/sdx1
$ sudo mount /dev/sdx1 /meda/tmp
iso イメージをマウントする
$ sudo mount -o loop iso/slax.iso /media/cdrom
iso イメージの内容をUSBメディアへ書き込む
$ sudo cp -pri /media/cdrom/* /meda/tmp
iso イメージを unmount
$ sudo umount /media/cdrom
メディアのブート可能設定
所定のディレクトリへ移動して、所定のスクリプトを実行
$ cd /media/tmp/slax/boot
$ sudo sh bootinst.sh
仮想ディスクに保存した変更をUSBメディアへコピー
仮想ディスクをマウント
$ lsmod | grep nbd
$ sudo modprobe nbd
$ sudo qemu-nbd -c /dev/nbd0 /backup/tmp/kvm/slax.iso_vm0_0.qcow2
$ sudo kpartx -av /dev/nbd0
$ sudo mount /dev/mapper/nbd0p1 /media/chroot/
仮想ディスクに保存した変更をUSBメディアへコピー
$ mkdir /meda/tmp/work
$ sudo cp -pri /media/chroot/*sb /media/chroot/*txt /meda/tmp/work
仮想ディスクをアンマウント
$ sudo umount /media/chroot
$ sudo kpartx -dv /dev/nbd0
$ sudo qemu-nbd -d /dev/nbd0
$ sudo rmmod nbd
USB メディアをアンマウント
$ sudo umount /meda/tmp
USBメディアから起動
BIOS の起動順設定を変更して、接続したUSBメディアで立ち上がるようにする。
(レガシーモードに設定する必要がある)
自分のPCでの実行例
- マシンにUSBメディアを接続して、マシンを起動。
- BIOS に入る
- Bootオプションの secureboot を disabled に変更
(無効にしないと、NOT AUTHENTICATE でエラーになる) - 変更を保存して再起動
- 画面の案内に従い、表示された数字を入力してエンター
- 再起動してBOOTオプションに入る
- SLAX を入れたメディアを選択する
保存した設定内容の再利用
ターミナルを開いて以下を実行する
$ cd work
$ slax activate packages.sb
再利用の終了
$ cd work
$ slax deactivate packages.sb