Windows ローカル PC で Amazon Time Sync Service と同期する方法
結論
パブリック Amazon Time Sync Service を使用しましょう。
EC2 インスタンスまたはインターネットに接続されたデバイスのタイムリファレンスを、パブリック Amazon Time Sync Service を使用するように設定する - Amazon Elastic Compute Cloud
Amazon Time Sync Service とは
AWS が提供している時刻同期サービスです。
Amazon Time Sync Service で時間を維持する | Amazon Web Services ブログ
NTPで配信される時刻同期サービスで、各リージョンで冗長化している衛星接続の原子時計を使って高精度な時刻参照を提供します。このサービスは追加料金なくすぐに全リージョンのVPCの稼働中の全インスタンスで利用できます。
2017 年のリリース当初はインターネット経由で利用できないサービスでしたが、2022 年にインターネット経由で利用可能になりました。
Amazon Time Sync が公開 NTP サービスとしてインターネット経由で利用可能に
現状では Amazon Time Sync Service を利用する方法は以下の 2 つです。
- ローカル Amazon Time Sync Service
- 主に EC2 インスタンスから利用
- パブリック Amazon Time Sync Service
- 主にローカル PC やオンプレミスサーバーから利用
Windows ローカル PC での同期方法
EC2 インスタンスまたはインターネットに接続されたデバイスのタイムリファレンスを、パブリック Amazon Time Sync Service を使用するように設定する - Amazon Elastic Compute Cloud
上記ドキュメントの手順通りです。
-
[Control Panel] (コントロールパネル) を開きます。
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[Date and Time] (日付と時刻) アイコンを選択します。
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[Internet Time] (インターネット時刻) タブを選択します。
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[Change settings] (設定を変更) を選択します。
-
[インターネットタイムサーバーと同期] のチェックボックスをオンにします。
-
[Server] (サーバー) の横に、
time.aws.com
と入力します。
上記設定後、「今すぐ更新」をクリックすればパブリック Amazon Time Sync Service との同期が開始します。
設定後、インターネット時刻のタブで time.aws.com
と同期していることも確認できます。
また、管理者権限でコマンドプロンプトを起動して以下のコマンドでも確認可能です。
C:\Windows\System32> w32tm /query /source
time.aws.com,0x9
もとの設定に戻す方法
手元の PC ではデフォルト値が time.windows.com
だったので、デフォルト値に戻すだけです。
念のためコマンドでももとの設定に戻ったことを確認します。
C:\Windows\System32> w32tm /query /source
time.windows.com,0x9
まとめ
今回は Windows ローカル PC で Amazon Time Sync Service と同期する方法を紹介しました。
どなたかの参考になれば幸いです。
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