📝
AWS Snowballってなんだろ?
AWS Snowballについて調べてみました。
AWS Snowball(セキュアなペタバイト規模のデータ転送)| AWS
特徴
- AWS Snowball は AWS Snow ファミリーの一部
- エッジコンピューティング、データ移行、エッジストレージデバイスである
- Snowball Edge Storage OptimizedとSnowball Edge Compute Optimizedの2つのオプションがある
メリット
- データ移動が簡単
- 使用が簡単
- ローカルでデータを処理および分析する
- 独立型のストレージ
- セキュア
- スケーラブル
ユースケース
- クラウドへのデータの移行
- コンテンツ配信
- 戦術的エッジコンピューティング
- 機械学習
- 製造
- シンプルなデータを遠隔地で処理
よくある質問 - AWS Snowball | AWS
AWS Snowball とは?
- 安全で堅牢なデバイスを提供するサービス
- AWS のコンピューティング機能とストレージ機能をエッジ環境に導入し、AWS との間でデータを転送できる
- デバイスは、一般的に AWS Snowball または AWS Snowball Edge デバイスと呼ばれる
- 現在、AWS Snowball サービスは、オンボードコンピューティング機能とストレージを含む Snowball Edge デバイスで動作する
デバイス自体のことをSnowballまたはSnowball Edgeと呼んでいるようですが、Snowballはハードがアップデートされて、現在はSnowball Edgeが使われているようです。また、オリジナル Snowball デバイスは利用不可になったそうです。
Snowball Edgeとは?
- Snowball Edge は、AWS Snowball サービスによって提供されるエッジコンピューティングおよびデータ転送デバイス
- オンボードストレージとコンピューティング能力を備えている
- エッジロケーションで使用するための厳選された AWS サービスを提供する
- Storage Optimized および Compute Optimized の二つのオプションがある
- 切断された環境で、ローカルデータ処理および収集をサポートする
Snowballデバイスは利用不可なので、エッジコンピューティングなどでも使用できるデータ転送のためのデバイスを使いたいとなったら、Snowball Edgeになるようです。
Snowball と Snowball Edgeの違いは?
- Snowball はサービス全体を指す
- Snowball Edge はサービスが現在使用しているタイプのデバイスを指す
- 一般的に AWS Snowball デバイスと呼ばれることもある
デバイスを指して呼ぶときは「Edge」と呼ぶのが正しいみたいですね。
StorageとComputeの違いは?
- Storage Optimized は、数十テラバイトから数ペタバイトのデータを安全かつ迅速に AWS に転送する
- IoT データ集合および変換などの一般目的の分析を実行することにもピッタリ
- 最大 80 TB の使用可能な HDD ストレージ、40 vCPU、1 TB の SATA SSD ストレージ、および最大 40 Gb のネットワーク接続を提供
- Compute OptimizedはAWS に転送する前のデータ処理のためのパワフルなコンピューティングおよび高速ストレージにアクセスすることが要求されるユースケースで推奨
- 52 vCPU、7.68 TB の NVMe SSD、最大 100 Gb のネットワーキング
- 接続性が制限されている環境での機械学習モデルのリアルタイムの最適化
ストレージ容量だけ比較すると、Storageは80TB、Computeは42TBと、2倍近く差があります。一方でvCPUやネットワーキングはComputeの方が勝っています。大容量データ転送か、転送前処理が必要かによって使い分けるかんじでしょうか。
使用方法
- マネジメントコンソールでオプションを選択する
- 選択したバケット、データ、EC2 AMI 、Lambda 関数は、配送される前にデバイスで自動的に設定、暗号化、およびプレインストールされる
- デバイスが到着したら、ローカルネットワークに接続し、IP アドレスを手動または DHCP により自動で設定
- Snowball Edge クライアントソフトウェア、ジョブマニフェスト、ロック解除コードを使用して、Snowball Edge デバイスまたはクラスターの整合性を検証し、ロックを解除
- すべてのロジスティクスと配送は Amazon が実施
- コピーが完了してデバイスが返送可能になると、E Ink の返送ラベルによって返送宛先が自動的に更新され、Snowball Edge デバイスがAWS 施設に送られる
- デバイスが配送されると、追跡ステータスが送信されます。これは、Amazon SNSで生成されたテキストおよび E メールの形式で送信されるか、コンソールで直接取得できる
- Snowball Edge リソースの管理はすべて、AWS マネジメントコンソールで実行可能
基本的にはマネジメントコンソールとオンプレでの設定のようです。
大体の流れは、マネジメントコンソール → オンプレに配送 → オンプレでコピー → AWSへ返送というかんじですね。
公式の動画でも紹介されていました。
その他
- リージョン間でデータを移行はできない
- 実質的にはどのようなデータ量でも転送可能
- 80 TB のデータを転送するために必要なエンドツーエンド時間は約 1 週間
- セキュリティ上の理由から、AWS Snowball Edge デバイスを使用するジョブは準備から 360 日以内に完了する必要がある。サポートに連絡せずに360 日経過すると、デバイスはロックされ、アクセスできなくなり、返却することになる
使用するにもリージョンをまたげない、360日以内にジョブを完了する必要があるなどの注意点があるので、実際に使う際はこのへんをしっかりと読む必要がありますね。
まとめ
今回はAWS Snowballについて調べてみました。
以下がポイントでした。
- 安全で堅牢なデバイスを提供するサービス
- Snowball はサービス全体、nowball Edge はデバイス
- Storage OptimizedとCompute Optimizedの2つのオプションがある
- Storage Optimizedは大容量のデータ転送に使用
- Compute Optimizedは転送前の処理が必要な際に使用
- マネジメントコンソールとオンプレとオンプレで設定する
どなたかの参考になれば幸いです。
Discussion