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[小ネタ] AWS Global Accelerator を AWS CLI で操作するには us-west-2 リージョンを指定する

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AWS Global Accelerator のための AWS リージョン の可用性 - AWS Global Accelerator

AWS Global Accelerator はグローバルサービスです。ただし、リージョン別の Global Accelerator AWS CLI コマンドでは米国西部 (オレゴン) リージョンを指定 (つまり、--region us-west-2 パラメータを指定) します。つまり、アクセラレーターのようなリソースを作成する際のことです。

上記仕様があります。

リージョン指定しない場合

東京リージョンの CloudShell から以下のように明示的にリージョンを指定しないでコマンドを実行したところ、エンドポイントに接続できない旨のエラーが発生しました。

$ aws globalaccelerator create-accelerator \
--name "MyFirstAccelerator" \
--ip-address-type IPV4 \
--enabled

Could not connect to the endpoint URL: "https://globalaccelerator.ap-northeast-1.amazonaws.com/"

リージョンを指定した場合

以下のように明示的に us-west-2 リージョンを指定した場合、コマンドの実行に成功しました。

$ aws globalaccelerator create-accelerator \
--name "MyFirstAccelerator" \
--ip-address-type IPV4 \
--enabled \
--region us-west-2

その他

Global Accelerator の CloudWatch メトリクスも us-west-2 リージョンで確認できます。
Global Accelerator の CloudWatch メトリクスが見つからないときの対処方法 | DevelopersIO

AWS Global Accelerator は自動的に CloudWatch メトリクスを発行しますが、発行されるメトリクスを表示するには「米国西部(オレゴン)」リージョンを指定する必要があります。

Global Accelerator 以外のグローバルサービスのコントロールプレーンのリージョンについては以下のドキュメントをご確認ください。
グローバルサービス - AWS 障害分離境界

まとめ

今回は AWS Global Accelerator を AWS CLI で操作するには us-west-2 リージョンを指定する必要があるという仕様を紹介しました。
どなたかの参考になれば幸いです。

参考資料

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