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Amazon Q 製品の種類を整理してみた

2025/01/14に公開

AWS Certified AI Practitioner (AIF) の勉強中に Amazon Q 製品の種類の違いがわからなかったので整理してみました。

Amazon Q Business

エンタープライズ向け AI アシスタント - Amazon Q Business のよくある質問 - AWS

  • 生成 AI 搭載アシスタント
  • UI が組み込まれている
  • ユースケース
    • 自然言語で複雑な質問をする
    • ドキュメントを作成または比較
    • ドキュメントの概要を生成
    • サードパーティアプリケーションとやり取り
      • Jira, ServiceNow, Salesforce, PagerDuty など
    • ソフトウェアアプリケーションの UI への埋め込み
  • 基盤は Amazon Bedrock
    • 独自の LLM を選択することはできない

AWS 入門ブログリレー 2024 〜Amazon Q Business編〜 | DevelopersIO

Amazon Q Business は、生成 AI を利用する際に必要な認証認可・LLM・RAG・データソース・WEBインターフェースなどをまるっと準備してくれるサービスとなります。

Amazon Q Apps

エンタープライズ向け AI アシスタント - Amazon Q Business のよくある質問 - AWS

Amazon Q Apps を使用すると、ユーザーは Amazon Q Business のエンタープライズデータに基づいて、生成 AI を利用したカスタムアプリケーションを作成できます。

AWS 入門ブログリレー 2024 〜Amazon Q Business編〜 | DevelopersIO

Amazon Q Apps はコーディングなしで、欲しいアプリを自然言語で説明するだけ独自のアプリケーションを作成することが可能です。

Amazon Q Developer

Amazon Q Developer とは? - Amazon Q Developer

Amazon Q Developer は、生成人工知能 (AI) を活用した会話型アシスタントであり、 AWS アプリケーションの理解、構築、拡張、運用に役立ちます。 AWS アーキテクチャ、 AWS リソース、ベストプラクティス、ドキュメント、サポートなどについて質問できます。

  • IDE での使用も可能
    • 旧 Amazon CodeWhisperer
  • 基盤は Amazon Bedrock
  • 様々な AWS サービスと統合されている
    • QuickSight: Generative BI の提供
    • Systems Manager: マネージドノートの探索
    • マネジメントコンソール: AWS に関する質問への回答、エラー診断、IaC コードの生成
    • EC2: 最適なインスタンスタイプの提案とガイダンスを提供
    • Redshift: generative SQL の提供
    • VPC: ネットワークのトラブルシューティングの分析
    • CodeCatalyst: ソフトウェア開発のサポート
    • SageMaker AI Studio: SageMaker AI に関するガイダンスやトラブルシューティング
    • CloudShell: CLI コマンドの補完やシェルスクリプトの生成
    • Glue: ETLスクリプトの作成とデータの統合
    • Cost Explorer: コスト取得、分析
    • AWS Support: サポートケースの作成
    • Chatbot: AWS での構築に関する質問

Amazon Q in Connect

生成 AI を活用したリアルタイムのエージェント支援のために Amazon Q in Connect を使用する - Amazon Connect

Amazon Q in Connect は、生成 AI カスタマーサービスアシスタントです。これは LLM が強化した Amazon Connect Wisdom の進化形であり、コンタクトセンターのエージェントが顧客の問題を迅速かつ正確に解決できるように、リアルタイムの推奨事項を提供します。

  • 基盤は Amazon Bedrock
  • 会話分析と自然言語理解を使用して、通話中やチャット中の顧客の意図を自動的に検出
  • エージェントに生成型応答と推奨アクションをリアルタイムで提供
  • 関連するドキュメントや記事へのリンクを表示
  • 自然言語やキーワードを使用して Amazon Q in Connect に直接クエリを実行

まとめ

今回は Amazon Q 製品の種類を整理し、個人的には以下のように認識しました。

  • Amazon Q は大きく分けて 2 種類である
    • Amazon Q Business
      • 生成 AI を利用する際に必要な機能をマネージドに提供
    • Amazon Q Developer
      • 様々な AWS サービスとの統合での AI 利用が特徴的
  • Amazon Q in Connect は Amazon Connect の機能の一部である
  • 基盤は Amazon Bedrock

どなたかの参考になれば幸いです。

参考資料

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