初めてFlutterKaigiに参加した話
プロフィール
情報系学生2年。普段はWebの授業を受けているが、知人の紹介でFlutterを触り始めた。将来はモバイルアプリケーションエンジニアをめざして勉強中。
参加した経緯と感想
今年の5月に開催された Flutter Kaigi mini #4 Kyoto に参加した時は、まだ Flutter を触り始めて間もなく、正直なところ発表内容の半分以上は理解できませんでした。「すごいこと言ってるのは分かるけど…難しい…!」という感覚。でも、それが自分にとっていい意味で刺激になって、もっと Flutter を深く勉強したいと思うきっかけにもなりました。
そして今回の FlutterKaigi 2025。あれから約半年、学んだことも増えてきて、前よりもずっと話が理解できるようになっていて、自分の成長をちゃんと感じられるイベントになりました。
イベントの概要と会場の雰囲気
FlutterKaigi では、Flutter を採用している幅広い企業の方々、そして一部の一般参加者が、最新のトレンドや実践的な技術をプレゼン形式で共有します。技術イベントらしい熱気に包まれていました。
今回はスポンサー企業のご厚意で 交通費・宿泊費のサポート があり、兵庫から参加する自分にとって本当にありがたい支援でした。また、会場内には学生向けの特別ブースも用意されており、企業の説明や技術的な相談まで丁寧に対応してくださって、学生としてはめちゃくちゃ心強かったです。
会場は 大手町プレイス ホール&カンファレンス。とにかく広くて綺麗で、人も多くて圧倒されました。
スポンサーブースとセッション会場が複数あり、同時並行で進むプログラムを公式アプリで確認しながら移動するのは、テーマパークみたいでワクワクしました。

印象に残ったセッション
どれも本当に勉強になりましたが、特に心に残ったセッションを3つ紹介します。

1. Lucas Goldner さんのキーノート
現在 Google Developer Expert として活躍されている Lucas さんのキーノートでは、これまでのキャリアや、学び続けるための考え方などを聞くことができました。
自分はまだ Flutter 初心者で、どう勉強していけばいいのか迷うことも多いのですが、Lucas さんのお話から「コミュニティで人と関わることの大切さ」を改めて実感しました。
最近自分もコミュニティに参加して、人とのつながりが学びに直結することを感じていたので、それを最前線で活躍する方が言っているのを聞いて、考え方が一気に腑に落ちました。
これからも色々なイベントに参加しようと思いました。
2. kuno さん「アクセシビリティ、まだ完璧じゃないけど──”今から”できること」
今の自分は画面づくりに精一杯で、ユーザビリティを深く考える余裕がまだあまりありません。でも、このセッションで「ユーザーにとって使いやすいアプリを作ること」は開発者として避けて通れないテーマだと気付かされました。
身体的な障害を持つ方だけでなく、「子供を抱えて片手しか使えない状況」なども含めれば、人口の16%以上が何らかの不便を抱えているという話はかなり印象的でした。
特に VoiceOver の説明では「ただ読み上げればいい」ではなく、画面を見なくても意味が伝わるように設計する重要性が語られていて、プロとして活躍されている方の意識を感じると同時に、今後の自分の開発にも必ず取り入れようと思える内容でした。
3. Perttu Lähteenlahti さん「Flutterアプリで収益を上げる方法」
これから個人開発にも力を入れていきたいと思っている自分にとって、このセッションはかなり実践的でありがたかったです。
特に印象に残ったのは、サブスクリプションを実装する際に、コストがかかっても RevenueCat のような外部サービスを使った方が最終的には工数が減り、他の重要な部分に時間が割けるというお話。値段設定の考え方や、iOS と Android のユーザーの課金傾向の違いなど、現場ならではのリアルな知見が満載でした。
懇親会での交流
懇親会では、豪華な食事を頂きながら企業の方々や X で普段見ている開発者さんたちとも直接話すことができました。
自分の現状や悩んでいることを真剣に聞いてくださって、少し迷子になりかけていた「自分がこれから何をすべきか」がクリアになった時間でした。
初めてお会いする方も、以前イベントで会った方もいて、人との繋がりが技術者としての成長に本当に大事なんだと再確認しました。

まとめ
今回の FlutterKaigi は、
「半年前の自分より成長している」という実感を得られただけでなく、
今後の開発でどんな視点を大事にしていくべきかを学べた、とても価値のあるカンファレンスでした。
次のイベントでも、もっと成長した状態で参加できるように、これからの学びもがんばっていきたいと思います。
↓所属している「ぽちぽちのつどい」のメンバーとの写真

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