【Tips】プレゼンテーションの極意
はじめに
これまで学会や会社で、おそらく人より多くプレゼンテーションをしてきました。
そこで、私が気を付けていることを自分用のメモも兼ねて記していきたいと思います。
プレゼンテーションとは
まず、プレゼンテーションとはなぜ行うのでしょうか。
それは、自分の意見や気持ち、持っている情報などを聞き手に理解してもらう、興味を持ってもらう、合意してもらう、行動をしてもらうために行うものです。つまり、目的達成のための手段です。
そのため、プレゼンテーションの資料を作成することを目的にしてはいけません。
あくまで自分の伝えたいことを聞き手に伝えることが目的であるということを忘れてはいけません!
プレゼンテーションの流れ
私は、プレゼンテーションを以下のような流れで進めています。
- 目的・目標の明確化
- 情報収集・分析
- 資料作成
- リハーサル
- 本番
目的・目標の明確化
目的、目標を明確にすることはとても重要です。
最初にしっかりと決めることで、熱意を継続させ、モチベーションを保つことができます。
また、情報収集をする際も、必要な情報と不要な情報の区別がしやすくなります。
情報収集・分析
資料作成のための情報を集める前に、まず聴衆の詳細な情報を収集、分析します。
相手の価値観や考え、認識などを知ることで、相手に合わせたプレゼンテーションをすることができます。
すると、聞く側の興味も惹きやすくなり、自分が伝えたいことが伝わりやすくなります。
資料作成
最初に、話したいことを箇条書きで書き出します。
次に、その中で一番伝えたいことは何か、主題を一つ決めます。
その後、書き出したものからストーリーを考え、話の順番として見出しを作ります。
私はいつもこの作業を行ってから、資料作成に取り組むようにしています。
資料作成に入ってからは、デザインにこだわりすぎないようにしつつ、聴衆にどうしたら効果的に伝えられるかを意識しながら作業します。
資料が完成したら実際に声に出して読んでみて、流れがおかしくないかチェック。
ストーリーの矛盾点、疑問点を洗い出し、資料に反映します。
また、大体完成したら来そうな質問を想定し、その質問の回答も用意しておきます。
あえて矛盾点を残して、質問を狙うこともあります。
リハーサル
事前に発表練習を3回以上行うようにしています。
1回目は原稿を読みながら、2回目は原稿を見ずに通してみて時間をチェック、3回目は本番同様の(もしくは近い)環境で・・・。こうすることで、本番の緊張がだいぶ和らぎます。
リハーサルは何度もすることが理想的ですが、終わりがないので私は大体3回前後するようにしています。
本番
本番は、以下5つを意識しています。
時間厳守
自分の話すスピードを把握し、制限時間内に終わるようにしています。
長くなりすぎると聴衆も飽きてしまうので、話題にもよりますが私は3~20分間で発表することが多いです。
姿勢、アイコンタクトを大切に
どんなに素晴らしい発表をしたとしても、姿勢が悪かったり視線が泳いでいては説得力がありません。
まずは、TPOに合わせた服装と、正しい姿勢を心がけましょう。私の場合、手足の位置や、マイクの持ち方にも気を遣っています。
また、できるだけ多くの人とアイコンタクトをとることで、話を聞いてもらいやすくなります。
会場の誰かを選んで強い視線を送ることも効果的です。
そのほか、間の取り方、声の大きさ、抑揚や、敬語の使い方にも気を配れると良いでしょう。
「忙しい中、時間をとってくださりありがとうございます」という感謝の気持ちを挨拶などで表すと◎
言いたいことを20文字ほどにまとめておく
発表前に自分が伝えたいことを確認し、20文字くらいにまとめます。
20文字程度であれば暗記できますし、聞いている人に負担もありません。
また、特に大事なメッセージは繰り返し伝えることも大切です。
相手の記憶に残る発表をしましょう。
アドリブにも対応
聴衆の反応や、制限時間に合わせて説明を変更したり、資料に載っていないエピソードを話したりできるととても良いです。
しっかり準備をしてきたのが伝わりますし、多少話が飛んでしまっても温かく見守ってくれます(多分)。
緊張しすぎない
私は緊張すると身体が火照ってすごく汗をかいてしまう体質なのですが・・・
「人は意外と話を聞いていない」「緊張が伝わったとしてもマイナスの感情を抱く人は少ない」と思って乗り越えています。(また、直前に身体を冷やして汗を出にくくしています。)
もちろん、相手の記憶に残る発表を目指してはいるのですが、発表の直前はこのように思うことで緊張感を和らげ、よりベストな状態で臨めるように・・・!
終わりに
自己流ですが・・・どなたかの参考になれば幸いです!
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