VuePress の last-updated plugin を GitHub Actions で正しくビルドさせる
VuePress を使ってお手軽に部署内ドキュメントを作るシチュエーションがあったのですが、GitHub Actions でビルドしてサクッと GitHub Pages にホストできたかと思ったら last-updated plugin の挙動がおかしく、意外なハマりどころでちょっと苦労したのでメモしておきます
最初に書いていた workflow はこんな感じでした
on:
push:
branches:
- main
jobs:
deploy:
runs-on: ubuntu-20.04
steps:
- uses: actions/checkout@v2
- name: setup node
uses: actions/setup-node@v2
with:
node-version: "12"
- name: yarn
run: yarn --frozen-lockfile
- name: Build
run: yarn build
- name: Deploy
uses: peaceiris/actions-gh-pages@v3
with:
github_token: ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }}
publish_dir: ./src/.vuepress/dist
gh-pages
ブランチに push してくれる Action のおかげで GitHub Pages も使いやすくなったなあ…などと思っていたのですが、よく見ると last-updated plugin で表示される各ページの最終更新日時の様子がおかしいのです
- そもそもタイムゾーンが違うので JST からはジャスト n 時間ずれている
- このプラグインは当該 Markdown ファイルへの最終コミットから最終更新日時を取ってくるはずが、remote に push した日時が全ページに表示されている
タイムゾーンについてはタイムゾーンを設定する Action で Asia/Tokyo
に設定すれば解決しました
- uses: szenius/set-timezone@v1.0
with:
timezoneLinux: "Asia/Tokyo"
この Action の README には uses: actions/set-timezone-action@v1.1
と書かれているのに現状 v1.0
までしか存在せず、actions/
ではなく szenius/
としなければならない謎仕様で数分詰まりましたが…(これ何??)
2点目の最終更新日時については、おなじみ actions/checkout@v2
の仕様が原因でした
GitHub Actions workflow のほとんどで使われているであろうこの公式 Action ですが、HEAD
からいくつ前のコミットまで fetch してくるか指定する fetch-depth
というオプションがあり、デフォルトでは 1
となっています
これは要するに過去のコミットログなど完全に無視して HEAD
の状態のファイルだけを取ってくる(確認したところ新たな1コミットを作るようです)ということなので、全 Markdown ファイルの最終コミットがこの日時になってしまうんですね
このオプションを 0
にすると全コミット fetch してくれるので、意図した挙動になります
- uses: actions/checkout@v2
with:
fetch-depth: "0"
なんとなく全コミット取ってきてくれるものと勝手に思い込んでいたんですが、actions/clone
ではなく actions/checkout
なのを考えると確かにそりゃそうかと思ったりしました
最終的な workflow としてはこんな感じです
on:
push:
branches:
- main
jobs:
deploy:
runs-on: ubuntu-20.04
steps:
- uses: szenius/set-timezone@v1.0
with:
timezoneLinux: "Asia/Tokyo"
- uses: actions/checkout@v2
with:
fetch-depth: "0"
- name: setup node
uses: actions/setup-node@v2
with:
node-version: "12"
- name: yarn
run: yarn --frozen-lockfile
- name: Build
run: yarn build
- name: Deploy
uses: peaceiris/actions-gh-pages@v3
with:
github_token: ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }}
publish_dir: ./src/.vuepress/dist
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