Slackチャンネルが気づいたら100を超えていたので整理した
こんにちは、株式会社松尾研究所 データサイエンティストの浮田です。
弊社ではSlackでコミュニケーションすることが多く、私も日々多くの時間をSlack上で過ごしています。また私は入社後約1年となり、気づけば100以上のチャンネルに入っている状態となりました。
これだけチャンネルが多いと、情報の管理やメッセージ発信に手間がかかるようになってきたため、整理することにしました。
整理したあとのSlack画面。自分から発信する場合は基本的にPriorityセクションからチャンネルを探し、すぐに収集したい情報はChannelsセクションで収集する
前提:情報が多いのは正義
弊社にはデータサイエンティスト以外の方々も所属しており、様々なチャンネルで日々コミュニケーションを取り、また社内外の情報を共有し合っています。これ自体はとてもいいことだと思っています[1]。しかし反面、嬉しい悩みではありますが、受け手側がきちんと取捨選択しないと情報過多になってしまう恐れもあります。その気になればSlackを眺めるだけで1日過ごせてしまいます。
また自分がSlackでメッセージを発信したい時に、該当チャンネルにたどり着くのに時間がかかってしまいます。
チャンネルを分類する
普段の私のSlackの使い方を改めて振り返ると、100以上あるチャンネルは以下の4カテゴリーに分類できました。
- カテゴリー1. 自分から発信するチャンネル
- カテゴリー2. 投稿があったらすぐに確認するチャンネル
- カテゴリー3. 投稿があってもすぐには読まない (後でまとめて確認する) チャンネル
- カテゴリー4. 投稿があっても読まないチャンネル
100以上のチャンネルに入っていても、自分から積極的に発信するチャンネルは限られています (カテゴリー1)。一方、基本的には同僚が何かを発信した時にだけ確認する (読む、スタンプを押す、返信する) チャンネルもあります (カテゴリー2)。また、有用だがリアルタイム性が要求されないチャンネルは、気が向いた時にまとめて確認するで問題ありません (カテゴリー3)。さらに、既に終了したプロジェクトなど、不要なチャンネルもあります (カテゴリー4)。
この分類を元にチャンネルを整理しました。まずはカテゴリー4からです。
不要なチャンネルはアーカイブ、退出
過去の一時的なプロジェクトのチャンネルや、何となく入ったが特に重要でなかったチャンネルなどは放置されがちです。Fear of missing out (FOMO) という気持ちは忘れてガンガンアーカイブ・退出しましょう。
このあたりはメルカリさんなどでも推奨されていると聞きます。
チャンネルをセクションに分け、セクションごとに設定を変える
整理した結果
再掲:整理したあとのSlack画面。Priorityセクションには自分自身へのDM、発信することが多いチャンネル、そして自分のtimesチャンネルを入れています
カテゴリー1~3のチャンネルを整理した結果はこちらです。
- カテゴリー1. 自分から発信するチャンネル: Priorityセクションにあるチャンネルのみ。スッキリし、発信する時にチャンネルを探す効率が向上
-
カテゴリー2. 投稿があったらすぐに確認するチャンネル:Channelsセクションにあり、投稿があったチャンネルだけが表示される。稀に自分から発信する場合は
⌘K
でチャンネルを探して移動 - カテゴリー3. 投稿があってもすぐには読まないチャンネル:_muteセクションにあり、投稿があっても何も表示されない。気が向いた時にまとめて追う
設定
Slackの以下の機能を使っています。
- チャンネルをセクションに分ける
- セクションごとに表示されるメッセージを「未読メッセージのみ」「すべて」など設定
- チャンネルをミュートする
まずPriorityと _muteのセクションを作った上で、
- カテゴリー1. 自分から発信するチャンネル:Priorityセクションに移動
- カテゴリー2. 投稿があったらすぐに確認するチャンネル:Channelsセクションに残し、未読メッセージのみ表示されるよう設定
- カテゴリー3. 投稿があってもすぐには読まないチャンネル:_muteセクションに移動し、チャンネルごとにミュート設定
としています。この状態で1ヶ月程度運用していますが、すぐに必要な情報はChannelsセクションですぐに収集しつつ、自分から発信する場合は基本的にPriorityセクションから効率的にチャンネルを探せるようになりました。なお _muteセクションは、気が向いた時にだけ不定期に確認しています。
その他細かい便利なテク
検索結果から特定のチャンネルを除外
弊社のSlackには、XやブログのRSSを自動連携しているチャンネルがあります。何かの単語で検索すると、これらのチャンネルの投稿が大量にヒットし、本来探したい情報が埋もれてしまうことがあります。
⌘,
で開く設定画面で、下図のように特定のチャンネルを検索結果から除外できます (便利!)[2]。
検索結果の順番を日付順にする
2025/4現在、デフォルトでは検索結果が「関連度順」で表示されます[3]。上図のように検索結果の順番を設定することで、結果を日付順にすることができます (便利!)。
チャンネルやスレッドを新しいウィンドウで開く
⌘
を押しながらチャンネルやスレッドを押すと、新しいウインドウで開きます。チャンネル同士を見比べる時などに便利です。
最後に宣伝
Slack整理はちょっとした工夫で大きな生産性の違いにつながります。ぜひ皆さんの運用にも取り入れてみてください!
なお松尾研究所では、SlackやZoomを用いながらリモートワークを行っています。以下のイベントでは、本記事で紹介したようなSlackの工夫や、リモート環境でのチーム運営についてもお話する予定です。興味がある方は是非お申し込みください!
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