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松尾・岩澤研究室 / 株式会社松尾研究所 合同ポスター発表会を開催しました

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こんにちは、株式会社松尾研究所シニアデータサイエンティストの大西です。
4月10日に松尾・岩澤研究室/株式会社松尾研究所 合同ポスター発表会を開催し、それぞれの研究開発成果を発表しました。前回は東京大学松尾・岩澤研究室主催のポスター発表会にゲストとして参加しましたが、今回は合同開催という形で実施することになりました。

合同ポスター発表会の概要と開催の意図

今回の発表会は、松尾・岩澤研究室の研究成果と松尾研究所の共同開発の進捗を皆で共有する場として開催しました。研究者、学生、職員が集まり、ポスター形式で研究成果を発表し合うことで、活発な意見交換と知識共有を促進することを目指しています。

松尾研究所は松尾・岩澤研究室と同じビジョンのもと、産学共創のエコシステム構築に取り組んでいます。この発表会を通じて、大学と企業、スタートアップの連携を深め、学術研究と産業応用の間の架け橋となることで、互いの研究開発をさらに高めていくことを期待しています。

当日のアジェンダ

開催前の準備、会場・受付 (08:30-09:00)

参加者数が112名・発表件数が54件と、前回と比較して約1.3倍に拡大したこともあり、今回は外部会場での開催となりました。前回同様、ポスター掲示では各研究テーマが見やすくなるよう配置に工夫をし、各セッションごとに研究室・研究所それぞれのポスターを見られるよう割り振りを行いました。また、新入生・新入職員の方や英語話者の方も多かったので、受付では名札の配布や参加者リストの確認、会場案内などの対応により、参加者それぞれが参加しやすい形を目指しました。

開会の挨拶、新入生・新入職員紹介(09:00 - 09:30)

岩澤准教授と松尾研究所のマネージャーである清水による開会の挨拶が行われました。
挨拶の中では、松尾・岩澤研究室・松尾研究所それぞれでの研究開発内容と新入生・新入職員紹介が行われました。

ポスターセッション(09:30 - 12:45)

今回、2セッションに分かれて各セッション90分、計54件の発表を行いました。松尾・岩澤研究室が取り組む世界モデル、LLM、ロボティクスに関する研究発表や松尾研究所での共同開発成果に関する発表を行い、基礎研究と社会実装の両面からの視点で活発な議論が繰り広げられていました。

閉会の挨拶・懇親会(12:45 - 14:00)

松尾教授より挨拶をいただき、その後、懇親会が開催されました。
また、優秀なポスター発表については表彰が行われました。

アンケート結果と参加者の声(後日集計)

開催後に実施したアンケートでは、平均満足度が5点満点中4.63点と非常に高い評価を得ました。
以下に参加者の声をいくつかご紹介します。

ポジティブな意見
・「入社数日後のこのタイミングで研究室・研究所で実施している活動について広く知ることができ、とても有意義だった」
・「オンラインでの関わりが中心の方と実際に色々話せて良かった」
・「普段は関わりが少ない松尾・岩澤研究室の方の研究をたくさん知れ、共同研究へのヒントを得ることができた」
改善点や課題
・「1セッション90分は長く、60分程度で良い」
・「参加人数に対して、会場が狭い」
・「研究室・研究所それぞれで優秀ポスターの観点を分けて表彰する形はどうか」

これらの意見をもとに、次回開催ではセッション時間の削減や並行開催、投票基準の見直しなど参加者がより効果的に議論を行える工夫を検討していきます。

ポスター発表会を通じた今後の展望

今回の合同ポスター発表会は、松尾・岩澤研究室と松尾研究所の連携を一層深める重要な機会となりました。研究室の最先端の基礎研究と研究所の実装力を組み合わせることで、アイデアを素早く形にしていく流れが少しずつ生まれています。この連携をより強めていきたいと考えており、研究室と研究所がもっと日常的に交流し、お互いの知見や課題を共有することで、基礎研究の発見を実社会の課題解決に直結させる機会が増えていければと考えています。
次回の合同ポスター発表会は2025年秋頃を予定していますが、それまでの間も様々な形で交流を続け、次回はより多くの共同成果を発表できることを楽しみにしています。

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