AI系情報収集方法の社内アンケート・手軽な情報収集の仕組み【2025年版】
AI系の情報、毎日多くの情報が流れてくるので、情報の収集方法に悩んでいる人が多いかと思います。かくいう私もその1人です。よい仕組みを構築したかったので、情報収集に関して、アンケートを取得して、そこで得られた情報をもとに手軽な情報収集の仕組みを構築してみたので紹介したいと思います。
情報収集方法に関しては、たまたま近いタイミングで小川さんが、記事を出してくださっていますので、本記事では、こちらの記事を補足する形で、小川さんの記事には記載のない以下の項目を紹介いたします。
- 松尾研のメンバの情報収集先アンケート結果
- 今回の情報収集先、先日の小川さんの記事での参考サイトを網羅したRSS配信サイトの構築方法(配信サイトは誰でも使用可能です)
- おすすめX(旧Twitter)アカウント
- おすすめ音声配信番組(ポッドキャスト)
松尾・岩澤研究室/松尾研究所での情報収集方法のアンケート結果
アンケートを取ろうと思ったきっかけは、面白法人カヤックさんの記事です。
AI系の情報だと、松尾研の人たちはどのようなところから得ているか知りたいねという話で、同僚の大西さんと盛り上がり、アンケートをとってみました。
アンケート結果は以下です。20名の方から回答いただきました(アンケート回答者の松尾・岩澤研究室と松尾研究所の所属割合は、ちょうど半々になっています)。
SNSや社内Slackが多い一方、カヤックさんの記事で多かったポッドキャストは、あまり聴かれていないという結果になりました。
SNSは、そこで情報を得ているというより、ブログやYouTubeなどへの導線になっているのではないかなと思います(私もそうなので)。また、社内Slackは多くAI情報が流れていて私も日々活用しているので納得の結果です。
情報収集先
アンケートから得られた情報収集先をまとめたいと思います。
ブログ・ニュースサイト
ブログ・ニュースサイトに関しては、冒頭紹介した小川さんの記事がとてもよくまとまっています。記事中では、RSSリーダーを活用する例として、AI-Agentもどき(HARO)というRSSリーダーの自作方法が紹介されていました。
素晴らしい例なのですが、初心者にはかなり高度で記事にも書かれていたように「作成に手間がかかる」欠点があります。本記事では、初心者や時間をかけられない人向けに簡単な情報収集方法について解説します。
具体的には、アンケートや小川さんの記事で得られた情報収集先のRSSをまとめて配信するというもので、上記記事で紹介されていた「RSSリーダー」を活用する前段階での処理に当たるものです。のちのちAIを使って情報収集を高度化する際にも、このように一度まとめることで扱いやすくなると思います。欠点としては、RSSの配信のタイミングが少し遅れることになるので、更新されたと同時にキャッチしたいものは、個別にRSSを取得する必要があります。
RSSを配信しているサイトは、以下となります。
GitHubのGitHub PagesとGitHub Actionsの機能を用いて構築されています。こちらは、yamadashyさんが作られた、企業のテックブログの更新をまとめたRSSフィードを配信する仕組みを構築したtech-blog-rss-feedリポジトリを使わさせていただきました。リポジトリをforkして、サイト情報を置き換えてサイトを構築しています。
上記サイトで、AI系の情報が定期的に更新されるので、ブラウザで定期的にチェックすれば、手軽に情報収集ができます。
情報の収集をもう少し仕組み化したい場合は、RSSとSlackの連携(参考:SlackでRSSフィードを購読するや、RSSとDiscordの連携(参考:DiscordでRSSを確認するためにMonitoRSSを使ってみた)することで、手軽に更新情報を取得する仕組みを構築できます。
現在、社内Slackでは#ai_news
というオープンチャンネルを作って、RSSとSlackの連携をすることで、定期的にAIのニュースを流しています。
SNS
情報収集のためのSNSとしては、X(旧Twitter)を使っている人が多いようでした。以下はアンケートに記載のあったアカウントの1部を紹介します。
- https://x.com/_akhaliq
- https://x.com/DL_Hacks
- https://x.com/sama
- https://x.com/openai
- https://x.com/npaka123
- https://x.com/hardmaru
- https://x.com/gm8xx8
AI系のおすすめのアカウントはリストに追加しておくのが、手軽に情報チェックできて良いと思います。上記アカウント含めて、AI関係のおすすめの情報収集先アカウントのリストを個人的に作成しましたので、興味ある方は活用してみてください。
音声配信
アンケートでは情報収集先としての回答が少なかった音声配信ですが、私は朝に散歩(習慣化してます)しているときや移動中の気軽な情報収集手段として音声配信を活用しています。
ここでは個人的なオススメAI系音声配信コンテンツを紹介したいと思います。たくさんあるのですが、ここでは比較的長く続いている番組を取り上げています。なお、音声配信は、様々なプラットフォームで配信されていますが、多くがSpotifyで配信されているので、私はスマートフォンのSpotifyアプリを使ってお気に入りの番組を購読しています。
白金鉱業.FM
データ活用推進に取り組むBrainPad社のポッドキャスト番組です。BrainPad社のデータサイエンティスト有志メンバーで運営されています。
最新のLLMの話から、データサイエンス系の泥臭い話まで聞けます。
となりのデータ分析屋さん
となりの席に「知らないことを気軽に聞けるデータ分析屋さんがいたらいいなぁ」というコンセプトで作られたチャンネルです。
現役のデータアナリストのりょっちさん、データサイエンティストのたっちゃんさんが、データ活用の技術的な話から、ビジネス的なトレンドまで色々話してくれます。
regonn&curry.fm
エンジニアのレゴンさんと、Kaggle Grand Masterのカレーちゃんのチャンネルです。Kaggleの話がメインだったのですが、最近はチャンネル名も変えて、生成AI系の話にフォーカスした話題を提供しています。このチャンネルに関しては、台本が読める関係でSpotifyでなくYouTubeチャンネルでみることが多いです。
Inside Algomatic
生成AIスタートアップAlgomaticさんのチャンネルです。生成AIの話題を中心に多くの情報発信をされています。
ながら聴きするデータサイエンス
ブログ作って遊ぶ機械学習。や、書籍などで著名な須山敦志さんのチャンネルです。
このチャンネルはVoicyのみの配信となるため、Voicyで購読しています。
ゆるコンピュータ科学ラジオ
ゆるくコンピュータサイエンスに関する話題を取り扱っているチャンネルです。AI系・データサイエンス系が中心というわけではないですが、休憩中の気分転換に聞いたりしています。
音だけでも問題ないですが、動画でみたい人はYouTubeチャンネルで見るのもオススメです。
まとめ
AI系情報収集方法アンケートの結果と、アンケートから得られた情報元と、それらを手軽に取得できる、手軽な情報収集の仕組みを紹介しました。紹介した仕組みを活用して、AI系の情報収集を効率化いただけたら幸いです。
また、情報収集に関しては、発信しているところに良い情報が集まってくるということも個人的に体感していますので、テックブログでも引き続き色々な情報を発信していきたいと思います。
ぜひチェック・フォローよろしくお願いいたします!
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