AWS Startup Meetup 大阪 ReBoot
日程
2024/07/29 AWS 中島
AWS Startup Communityとは
- AWSを使っている(たい)Startupに興味がある人のコミュニティ
内容
- 技術選定や事例
- パートナー制度の紹介
- エンジニアの採用や技術選定など
アジリティと両立するAWSのガバナンスコントロール
はまーんさん
アジリティ
- 目指すところ。スタートアップはフォーカスしている場所が違う
- 一言で言うならアジリティにフォーカスしている。
- スタートアップは投資を受けてビジネスをスタートする
- 投資家はビジネスの成功へのフィードバックを得る。
- 逆に言うとスピード感や規模感が小さい、遅いと透視されない
- 素早いフィードバックを求められている。
- より早くビジネスをデリバリーして成長する必要がある。
- スタートアップは崖に落ちながら飛行機を組み立てているようなもの。
ガバナンス
アジリティを求めるあまり軽視されがちなガバナンスの取り上げ
- ガードレールを作る
- 問題が起きてもクリティカルにならない
- ガードレールを作ることで開発速度を落とさずにガバナンスを強化する
ガバナンスの課題
- 事業フェーズや組織構造に起因
- Product Market Fit 優先のための人的リソースにない
- ガバナンスに責任を持つチームが存在しない
- ハイスキルメンバーが兼務
- 外部に起因
- 採用したくても人材が不足
- スタートアップの7割は東京にあるから
解決方法
ベースラインを拡張しステージに合わせてガードレールを強化していく
- AWS Startup Security Baseline(AWS SSB)
- 最小権限の基礎的なベースライン
- アカウント保護、ワークロードの2つが定義されている。
- AWS Contorl Tower
- AWS IamIdentitiy CenterやConfigなどをまとめたサービス
- ワークロードへの副作用はない(有効にした時点では最低限しか有効にならない)
スタートアップと新規事業の違い
- 生きるか死ぬか
- スタートアップはスピードがないと死ぬ
- 新規事業はコアビジネスがあるので死なない
SaaS系スタートアップのリアルなAWSアーキテクチャ設計
FastLabel 植野さん
テックリード
FastLabel
AIインフラを世界レベルに
AI開発の課題
アルゴリズム x 教師データが必要
90%は教師データの作成に費やされている
アノテーションを簡素化するソフトをリリースした
データ収集やモデルの開発なども含めAIを開発するための支援サービスを開発している。
アーキテクチャ
フロント
S3 + CloudFrontちRaect.js
バックエンド
RDS(Aurora MySQL)のマルチAZ構成
ALB + Fargate
ログはCloudFatch
技術選定は開発メンバーのスキルや今後の人材の多さなどで判断。
バッチなどの非同期処理はLambda。
重い処理はSQS+Fargateを採用
アプリケーション以外
AWS WAF
AWS Security Hub
Amazon GardDuty
などセキュリティ機能を利用して用件を見たいしているか。
質疑応答
Q:今アーキテクチャを見直すなら?
A: 当時はシード機。今はシリーズB。パフォーマンスに課題。特にDB周り。
Q: 何名で作った?
A: 当時は5名、今は12名 SREも採用できた。
自社WEBサービスのAWS活用と継続的改善
グッドバトン 梅西さん
開発21年(AWS6年)
事業
子育てを歓迎する社会へ
うむ、育てる、育つの中でそのあり方を尊重、多くの選択肢を
あずかるこちゃん
スマホ一つで病児育児の予約ができるサービス
改善しているアーキテクチャ
- ECS on EC2 からECS Fargateへ
- デプロイが自動化できている、CI/CD
- 踏み台サーバーのSSHポートフォワーディング。SSHキーが不要。
- 不要なサービスの削除
スタートアップで人が足りない? それならAIエージェントを雇おう!
みのるん さん
生成AIエージェント
- LLMの対等によりより賢いAIエージェントが実現
Function Calling(Tool use)
LLMが関数を実行する機能。
AIが実行するAPIを選択して実行する。
OpenAI以外の対応が増えてきている
Toolのフロー
- ツールを定義
- リクエスト内容をもとに実行するツールをAIが決める
- アプリケーションがツールを実行。
高度な制御
MRKL
ReAct
大きな目的を自動実行する手法
ReActは結論が出るまで実行を繰り返す。
ReActが有名
弱点
利用して欲しいツールを使ってくれないことがある。
回避方法
株式会社コドモン
sasakiさん
コストエクスプローラー関連
- 今のところQは微妙
AWS Support をのススメ
市野さん
サポートプランの選択
- 最低料金 or 利用額の%かによる課金
- デベロッパープランは本番環境を選択できない
- SLOがある。
- 例えばエンタープライズプランでは初回のみSLOが設定されている。
留保事項
- クロスアカウントは対応していない
- アカウントごとに適したサポートプランを導入するのがベスト
AWSサポートのいいところ
- AWSのサポートエンジニアはマジ神
- ビジネスの復旧速度は半端ない
サポートを頼らなくて済む方法
- Design for failure
- 障害が起こりえない、起こるはずのない、怒っては困ると言う考えを捨てる。
- 影響の受けているリソースを捨て、新たなリソースを作ることで速やかな復旧を計画する