Open1

ATOK X for LinuxをUbuntu 24.04で動かすまで

mkarakimkaraki

いろいろ試しすぎて何が何だか分からなくなってきたので、Zenn入門がてらスクラップで試す。ATOK X3だともう少し楽なのだろうが、見つからないのでどうしようもない。せめてTurbolinux 12.5の製品版があれば…

とりあえず、これまで試した手順で間違いないのは、

  1. https://vault.centos.org/6.3/os/Source/SPackages/initscripts-9.03.31-2.el6.centos.src.rpm から/etc/rc.d/init.d/functionsを取り出しておいておく事(ちゃんとsystemdのUnitを書けばこの作業は要らなくなりそうだけども)
  2. https://gitweb.gentoo.org/proj/gentoo-functions.git/tree/consoletype.c をビルドして、/sbin/consoletypeに置く。これもsystemdに書き換えれば多分不要になるかな?
  3. dpkg --add-architecture i386してi386のパッケージを使えるようにする。
  4. libc6:i386 libx11-6:i386 libxt-dev:i386の3つを入れる
  5. この段階で、atokmngdaemon/etc/rc.d/init.d/atokx)とhtt/etc/rc.d/init.d/IIim)が起動できるはず。正しく動いているかは不明。

正しいアプローチかは分からないがとりあえず試したのは、

  1. iiimf-htt-csconv iiimf-htt-le-indic iiimf-htt-server iiimf-htt-xbe libiiimcf2 libiiimp0のインストール(もしかしたらここでiiimf-client-gtkをインストールしておけば少し変わったかもしれない)
  2. libatk-adaptor内のsoファイルだけを/usr/libに入れる(libatk-adaptorは現行バージョンにも存在するが、これをi386でインストールすると多分gtkが再インストールされる)
  3. libgtk1.2などのsoファイルを/usr/libに入れる

現状の.xinputrc

XMODIFIERS=@im=iiimx
export XIM="htt"
XIM_PROGRAM=/usr/lib/im/httx
XIM_ARGS="-if atok12 -lc_basiclocale ja_JP -xim htt_xbe"
#export XMODIFIERS=@im=htt
export GTK_IM_MODULE=iiim
DEPENDS=atokx
export QT_IM_MODULE=xim

HTT_USES_LINUX_XKEYSYM=t
export HTT_USES_LINUX_XKEYSYM

#. /usr/lib/im/locale/ja/atokserver/atokx_client

デバッグのため、後から/usr/lib/im/locale/ja/atokserver/atokx_clientを実行する方式にしている。XIM_ARGSを見る限り、これがなくても動いてくれそうではあるが、ps auxを見る限りは起動していなさそう。

現状の問題

  1. まず、日本語入力はできない(Ubuntu DesktopとKubuntu Desktopで検証)
  2. /usr/lib/im/locale/ja/atokserver/xaux/RegWordAux等のxauxを直接開くと、GTK Accessibility Module initializedが出た後、Segmentation faultする。Turbolinux 12.5で実行してみた限りセグフォは起こらなかったので、これはおかしい事であると認識。