エンジニアは技術書を読まないでください
技術書の情報は古い
書籍が出版されてから数ヶ月、場合によっては数週間で内容が陳腐化することがあります。
言語やフレームワークのバージョンアップやセキュリティの問題、新たなベストプラクティスが登場すると、古い書籍に書かれている情報が現場で使えなくなることがあります。
※この記事はあくまでソフトウェアエンジニアという立ち位置で書いています。
コピペできない
紙はもちらんコピペできませんね。
電子書籍なら…電子書籍もコピペが禁止されていたり、ちゃんとコピペできなかったりしますね。
Zennなどの書籍はちゃんとコピペできていいと思います。
実践で役立たない
本の中のサンプルコードが仮想的な状況に基づいていることが多く、実際のプロジェクトでは異なる課題が立ちはだかることがほとんどです。
実務で重要なのは、問題をどう解決するかという「アプローチ」や「思考法」であり、技術書で学ぶ内容がそのまま役立つことは少ないです。
時間の無駄になりやすい
技術書は、分厚く、網羅的に書かれていることが多いため、そこからピンポイントで必要な情報を探すことが難しいです。
また、書籍の内容が必ずしも自分が抱えている問題に直結していない場合も多く、時間を費やす割に得られるものが少ないことがあります。
しかも、大抵は、読んでも忘れてしまいます。
"体系的に学び、本に情報源があることを把握することが大事"という事もあるかと思いますが、それでも本が手元に常にある訳でも無いので、本を見返すことはないでしょう…。
検索で十分
検索して必要な情報をすぐに得るほうが早いです。
また、生成AIによってかなり効率的に調べることが可能になっています。
一次ソースから情報を得るクセをつけよ
実践に活かせる情報を得るためには、一次ソース(公式ドキュメントやリポジトリなど)を利用することが重要です。
技術書は「二次情報」に過ぎませんが、公式ドキュメントやソースコードそのものには、最新の情報や最適な使い方が反映されています。問題が発生した際には、まずは公式なリソースにアクセスすることを習慣にしましょう。
作って学べ!
技術を最も効果的に学ぶ方法は、作りたいものを明確にして、実際に手を動かして学ぶことです。
作りたいものや解決したい課題が明確になったら、それに必要な技術を学ぶというアプローチが理想的です。
実践が最も迅速に学べる方法です。
技術書で学ぶべきは、「考え方」
技術書で学ぶべきは、単に技術的な手法やコードの書き方だけではなく、「考え方」や「原則」 などです。
ソフトウェア設計やアーキテクチャに関する本、またはコーディングスタイルやテストに関する本は、実務に活かせる重要な知識を提供してくれます。
おすすめ
技術書を読まないで、どのように成長するか?
実践での経験が最も重要です。
Webでの効率的な情報収集スキルを身につけましょう。ググり力的なやつです。
必要な情報をリアルタイムで得る力を身につけましょう。
オンラインコミュニティに参加すると自然に情報が集まってきます。
また、FeedlyなどのRSSを利用するのもオススメです。
一次ソースから情報を得るクセを付けてください。
必要な時に必要な情報を集めることを意識しましょう。
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