🦔

【備忘録】AWS中国リージョン北京(cn-north-1)・寧夏(cn-northwest-1)についてすぐ忘れるので情報源をまとめてみた。

2022/10/30に公開約5,300字

知っているようで記憶に定着していない中国リージョンのこと。

見聞きした情報程度の知識しか持ち合わせていないので、国際情勢や政治的な話題について公の場で発言する事は憚られますが、「AWSリージョンにおいて」という範囲に留めて最低限の事は備忘録として残しておこうと思いました。

まずは全世界のAWS状況を確認。

AWS グローバルインフラストラクチャを確認すると、2022年10月30日現在、

AWS クラウドは、全世界 27 の地域にある 87 のアベイラビリティーゾーンにまたがっており、オーストラリア、カナダ、インド、イスラエル、ニュージーランド、スペイン、およびスイスに 21 アベイラビリティーゾーンと 7 AWS リージョンを追加する計画が発表されています。

との事。

どんなサービスが使えるのかまず気になる。

最近大阪リージョンの提供サービスを調べた時にもお世話になった「AWS リージョン別のサービス」を見てみましたが、

そもそも香港リージョン・GOVクラウド(米国東・西)などの表示はありますが、あるだろうと思っていた北京リージョンが見当たりません。

数えてみると25件あります。先程の全27リージョンから引き算するに2リージョンが中国ではないかとこの時点で思いました。(※記事作成時点で実際に2リージョンです。)

後で提供サービスのスクショを提供している記事リンクがあります。

色々調べてみます。

大体の事はいくつかの記事が網羅しているようでした。

「AWS中国リージョンの特徴を実際にログインして検証してみた」では、

AWS中国リージョンの運営会社は、AWSではなく中国企業です。

AWS 中国(北京)リージョンの運営会社:「Sinnet(北京光環新網)」
AWS 中国(寧夏)リージョンの運営会社:「NWCD(寧夏西云)」

ちなみにSinnetで検索して、wikipediaでSINETが出てきましたが関係ありませんでした。Sinnet=中国現地企業。

中国アカウントを持っていない人には無意味ですが、
こちらが北京・寧夏リージョンアカウントへのログインURLだと紹介されています。


【知っておきたい】中国でAWSを使う時、注意すべき3つのポイント

グローバルとは異なり、中国大手IT企業(Sinnet)との共同運営の形をとっていますが、中国でもAWSが展開されています。

通常、AWSでは1つアカウントを作れば、異なるリージョンを共通的に管理することでき、デプロイも共通のアカウントで行えます。しかし、中国は他のリージョンとは切り離されているために、別途、中国専用のアカウントが必要となりますが、現地法人がない場合には、アカウント自体が発行できません。

中国でWebに公開する仕組みを提供する場合は、必ずICP登録の申請を行う必要があります。

中国版のサイバーセキュリティ法はご存知でしょうか?個人情報や重要情報の保管が中国国内に限定されていて、越境移転する場合には2018年12月31日までに対応しなければならないことなどが法律化されています。中国国内でデータを扱うのであれば、国内保存の義務に対応するため、クラウドを活用していても、現地にもIT環境を整備するといったことを考慮しておく必要があります。


AWS中国リージョンとAWSアジアパシフィック(東京・大阪)リージョンの接続方法 ~中国でAWS利用時のポイントも紹介~

そのため、AWS 北京・寧夏リージョンとAWS 東京・大阪リージョンを接続したい場合、下記のAWSサービスでは接続ができません。

中国―日本の接続ができないAWSサービス
AWS Direct Connect Gateway
AWS Transit Gateway
VPCピアリング
AWS VPN

とあります。


【ネット記事】
AWSは中国から撤退しない――「法規によりインフラ資産の一部売却を余儀なくされた」と発表 2017年11月14日

AWS、中国国内でインフラ資産を一部売却--法規制対応で
2017-11-15 18:05

AWSは2017年11月に、同社が中国国内で所有していたクラウドコンピューティングインフラの一部を北京光環新網科技(Sinnet)に売却する3億ドル相当の契約を結んだが、これは中国のインターネット規制に準拠するために必要な措置だったという。SinnetはAWSの中国(北京)リージョンを運用する現地企業だ

サムスン電子は、今回開設された新しいリージョンを利用する予定だという。


「中国でのビジネス展開のために知っておくべきこと - AWS中国の最新情報とベストプラクティス」

北京と寧夏リージョンではルートユーザーという概念がない。
全てのユーザーはIAMユーザーとなる。

中国リージョンコード
Beijing: cn-north-1
Ningxia: cn-northwest-1


「【レポート】中国リージョンを使うにはどうしたらいい?AWS中国の最新情報とベストプラクティス #AWSSummit」
2019.06.12

「AWS中国の北京リージョンでEC2を起動させてみた」
2019.05.31

※先程気にしていた現在のサービス一覧についてこの中では最新の一覧かと思います。

(【新機能】AWSで中国2つめのリージョン「Ningxia」(寧夏)が提供開始されました)
2017.12.12

NWCD(Ningxia Western Cloud Data Technology)


「中国AWS IAM で注意すること」
2月 11, 2022

その他

地政学的に中国と関連する話題が多い台湾ですが、首都台北にLocal Zoneが開設されたという今月の記事がありました。

「AWS、初の国際Local Zonesをデリーと台北で開設」
2022.10.07


「中国行政区分の人口一覧」


「AWS アジアパシフィック (香港) リージョンの発表」
Apr 24, 2019

香港リージョンは、アジアパシフィックおよび中国本土で 8 番目のアクティブな AWS リージョンとして、シンガポール、東京、シドニー、北京、寧夏、ソウル、ムンバイに加えられました。世界で 21 番目の AWS リージョンとなります。

「中国本土で」としていますが、香港リージョンでは上にあげたような中国独自の制約はないようです。(※詳細までは不明ですが)
日本やアメリカなどの他リージョンとの隔離もされていないので一般的なアカウントで利用可能です。

Discussion

ログインするとコメントできます