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個人開発サービスが月間10万ユーザーに使われるようになるまで

2022/04/05に公開約2,500字

2018年10月にグループ旅行で発生するお金の割り勘を計算するためのWebサービス「Walica」をリリースしました。

「割り勘の計算なら電卓使えばよくね?」

と思うかもしれませんが、例えば、Aさん、Bさん、Cさんでキャンプに行く時に、Aさんがレンタカー代を立て替え、Bさんが高速道路代を立て替え、Cさんがキャンプ場代と食材代を立て替えとなると、誰が誰に何円返せばいいのか、とてもじゃないですが、電卓で計算することはできません。

Walicaでは、調整さんのようにグループページを即席で作って、そこにメンバーと立て替え履歴を登録していきます。その記録に応じてリアルタイムに「誰が誰に何円返せばいいのか」を計算してくれます。

連休3日を使って開発

Walicaは2018年3連休を使って原型を作りました。技術としては、Vue.jsでフロント、Python(Flask)でバックエンドを作っています。DB、サーバーはHerokuを使っていました。

そのときは清算方法の計算ロジックに一箇所だけバグがあっただけで、それを修正して以来はリファクタリング以外でほとんど手を入れておらず、3年間ちゃんと動いてくれています。

UI側は何度か改善してきましたが、ある程度落ち着いた感はあります。

リリースから軌道に乗るまで

リリース後は細かいUI改善をしつつも、宣伝活動メインで進めていきました。Qiitaで記事を書いたり、ブロガーにコンタクトをとったり、空港に行ってこれから旅行に行くであろう若者に声をかけたり、渋谷でQRコード入りのキットカットを配ったり。超泥臭い施策を繰り返していました。

Walicaは記述の通り、調整さんのように幹事がグループページを作って、それをLINEなどで「ここに立て替え記録登録してねー」とシェアして使う仕組みになっています。つまり、ある程度の認知度が確保できれば、ある程度は自動的に広がっていくのではないかと思っています。

リリースしてから1年間はなかなか成長が加速しなかったのですが、2019年の年末あたりから月間のユーザー数も1000人を超え始め、軌道に乗った感が出てきました。

コロナで大打撃


これからさらにエンジンをかけてユーザー数を伸ばしていこうとした矢先、コロナが日本にも蔓延し始め、グループで旅行というコロナと最も相性が悪いサービスWalicaは、月間ユーザー数も約1/6程度に減少し、緊急事態宣言が発令されては解除され、発令されては解除され・・・ユーザー数がコロナ前同程度に回復するまで約1年くらいかかってしまいました。

そのときは、個人開発のモチベーションも下がっており、あまり記憶がありません笑

復調の兆し

コロナで打撃を受けつつも、2020年中も低成長を毎月繰り返し、年末時点では、月間で8000人くらいのMAUに落ち着き、2021年からはコロナは収束していないにも関わらず、復調が始まっていきます。みなさんもなんとなく感じているところはあると思いますが、コロナに慣れてその中で感染対策をしながら遊ぶという流れが出てきたんだと思います。

そして今年2022年からは3度目のワクチン接種もあり、特に2,3月はコロナの影響を感じない程度のユーザー数に回復し、10万MAUを達成できました!

サービスの収入源

ここまでは、ユーザー数の遷移を書いてきましたが、個人開発なら気になる収入の話です。
具体的な金額は避けますが、黒字化したのはだいたい2020年の半ばくらいだったかと思います。とはいえその当時のコストは、Herokuの$7(PointDNS)とJawsDBの$5くらいだったので、GoogleAdsenseでの収益で賄える状態でした。

最近はデータ量も増え、RDSに切り替えたので月2000-3000円くらいのコストが発生しています。

それと同時に、GoogleAdsenseの「広告最適化」という機能を試してみると、(ユーザーが増えたというのもありますが)ここ数ヶ月で広告収入が5倍くらいに増えました。少し広告の量が増えたかもしれませんが、1ヶ月に1度使うかどうかくらいの頻度のサービスなので、ご理解いただけると助かります・・・

今後やっていきたいこと① - Walica年末時点で75万MAU

目標としては、まず2022年末時点で75万MAUを目指したいです。これは毎月25~30%成長していく見込みなんですが、最近は広告とかも打てるようになってきたので、どうにか到達できないかなと思っています。

広告運用は今までやってきたことないのでですが、LTVとユーザー獲得単価を見比べながら投資していきたいと思ってます。と書いている現在もTwitterキャンペーン実施中です。いいねするだけで参加できるキャンペーンなので、応援してくださる方は是非!

今後やっていきたいこと② - 海外展開

Walicaの海外版でspliitoというサービスも展開しています。これは今年から本格的に運用を始めて、基本的にはWalicaの収益で広告を打って、成長軌道に乗せようとしています。
こちらは今Walicaに比べると、ユーザー数は1/100くらいですが、市場ポテンシャルはあると思うので、過去のWalicaの成長率とも比べながらしばらくは広告を打っていく予定です。

おわりに

そんな感じで、特に技術的に目新しいこともやっていない、リアルな個人開発サービス事情をお伝えしました。今月末からはGWで、Walicaにとっては書き入れ時なので、みなさんご利用お願いします!

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