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アトミックデザイン(Atomic Design)のメリットとデメリット
アトミックデザインとは
パーツ単位または、コンポーネント単位でUIデザインを設計する手法のこと。
5つの構成から成り立っていて、以下のように5段階にわけられる。
- Atoms 原子
- Molecules 分子
- Organisms 生体
- Templates テンプレート
- Pages ページ
1から順番に、5が一番大きなパーツ、コンポーネントとなる。
※それぞれの違いをしっかりと理解するのは難しいので、5段階に分けられているんだくらいの解釈で最初はいいと思います。
メリット
1. 保守性
小さな部品ごとに修正や更新ができるため、変更が容易。
2. 再利用性
部品の使い回しができる。
ゼロからUIを開発し直す必要が無く、作業工数を減らることにもつながります。
3. 一貫性
前の工程で作成した部品をページ内で再利用するため、デザインに統一感が生まれる。
4. データの流れが追いやすい
propsでのバケツリレーは必然的に起きてしまいますが、流れは読みやすいと思います。
データの流れは、下記のように親から子に向かっての一方向性になります。
pages → template → organism → Molecules → Atoms
デメリット
1. 結局設計が難しい
チームで認識を統一していないと分割粒度がバラバラになる。
分子、原子、有機体、テンプレート、ページの5段階を明確に正しく分けるのが難しい。
2. ファイル数増大
アトミックデザインではUIを細かな要素ごとに分けて制作するため、ファイル数が増えやすい傾向。
どのパーツをどのフォルダに保存するかなど、ファイルの管理方法に注意が必要。
そうでないとどんどん複雑化していく。
参照
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