【macOS】よく使うターミナルコマンド
はじめに
環境構築などでよく使用する、Macターミナルのコマンドについてまとめました。
1.基本用語
-
ディレクトリ
…フォルダやファイルの保存場所 -
ルートディレクトリ
…いちばん上のディレクトリ -
ホームディレクトリ
…ターミナル起動時のデフォルトのディレクトリ -
カレントディレクトリ
…現在のディレクトリ
ディレクトリとフォルダの違い
ほぼ同じと考えて問題はない。
CUIではディレクトリ、GUIではフォルダと呼ぶことが一般的。
ディレクトリは「PC上に保存されたデータを分類・整理する容れ物」であるのに対し、フォルダはそれに加えて「オブジェクトの容れ物」という意味も持つ。
オブジェクトとは、PC上で操作や処理をする対象全般のことで、単にPC上に保存されているデータとは限らない。
(コントロールパネルの中の「プログラムと機能」はファイルではなくオブジェクト)
つまり、ディレクトリはPC上に保存されたデータしか格納できないが、フォルダはデータ以外のものも格納できる容れ物。
↓参考にしたサイト
2.便利なショートカット
上キー
1つ前に実行したコマンドを表示する。
Tab
入力補完。
候補が複数あるときは、Tabを2回押すと候補の一覧が表示される。
Control + A
コマンドラインの先頭へカーソルを移動する。
Control + E
コマンドラインの最後尾へカーソルを移動する。
3.よく使うコマンド
cd (change directoryの略)
ディレクトリ間を移動する。
cd test.java # test.javaに移動
cd ~/ # ホームディレクトリに移動
cd .. # 1つ上のディレクトリに移動
ls (listの略)
カレントディレクトリにあるファイルやディレクトリを表示する。
ls # カレントディレクトリにあるファイルやディレクトリを表示
ls -a # 隠しファイルも含めてファイルやディレクトリを表示
mkdir (make directoryの略)
新しいディレクトリを作成する。
mkdir test # testというディレクトリを作成
touch
新しいファイルを作成する。
touch test.java # test.javaというファイルを作成
open
ターミナルからFinderでファイルやディレクトリを開く。
open . # カレントディレクトリをFinderで開く
open ~/ # ホームディレクトリをFinderで開く
clear
ターミナルに表示された文字を消去する。
history
コマンドの実行履歴を表示する。
pwd (print working directoryの略)
カレントディレクトリのパスを表示する。
4.覚えておくと便利(私はまだGUIで操作しちゃう)
cp (copyの略)
ファイルやディレクトリをコピーする。
cp test.java sample/. # test.javaをsampleディレクトリ直下にコピー
cp test.java test2.java # test.javaをtest2.javaという名前でコピー
mv (moveの略)
ファイルを移動する。
mv test.java sample/. #test.javaをsampleディレクトリ直下に移動
ファイル名を変更する。
mv -i test.java sample.java # test.javaをsample.javaという名前に変更(-iは、同じファイル名がすでに存在するとき、「overwrite(上書き)しますか?」と聞いてくれる)
find
ファイルやディレクトリを検索する。
find <ファイル名・ディレクトリ名>
オプションをつけた方が使いやすくなります。
↓こちらの方の記事が丁寧で分かりやすかったです。
rm (removeの略)
ファイルやディレクトリを削除する。(危険なので使用しない方がいいです)
rm test.java # test.javaを削除
rm -f sample # sampleディレクトリからその中身を削除
おわりに
正直cd・ls・clearぐらいしか使っていなかったのですが、この記事を書いたことでいろんなコマンドやショートカットキーを覚えることができました!
今回は基本的なコマンドを中心にまとめましたが、他のコマンドやコマンドのオプションもまだあるので、興味のある方はぜひ調べてみてください😊
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