👩🏼🏫
【Java】識別子とデータ型
はじめに
Java Silverの受験にあたって、勉強したことをまとめました。
識別子とは
変数やクラス、メソッドなどにつける名前のこと
識別子の命名ルール
- 1文字目に数字を使うことはできない(NG:1num)
- 使える記号はドル記号(
$
)とアンダースコア(_
)のみ - 予約語は使用できない
- 大文字と小文字は区別される
- 長さの制限はナシ
データ型
基本データ型(プリミティブ型)と、参照型がある
- プリミティブ型:数値や真偽値、文字
- 参照型:クラスや配列、インタフェースなど
プリミティブ型の一覧
整数
データ型 | サイズ | 格納できる整数の範囲 |
---|---|---|
byte | 8ビット | -128~127 |
short | 16ビット | ±約3.2万 |
int | 32ビット | ±約21億 |
long | 64ビット | ±約900京 |
浮動小数点数
データ型 | サイズ |
---|---|
float | 32ビット |
double | 64ビット |
「そもそも浮動小数点数って何〜!」という方、以下の記事が分かりやすかったです!
「なぜデータ型が必要なのか」という話も含め、丁寧に解説してくださっています。
その他
データ型 | サイズ | 説明 |
---|---|---|
char | 16ビット | Unicode文字 |
boolean | 64ビット | 真偽値(true, false) |
変数宣言
構文
データ型 変数名; // 変数宣言
変数名 = 値; // 変数に値を代入
sample.java
int num;
num = 5;
変数の初期化
sample.java
int num = 5; // 変数宣言と代入を同時に行う
デフォルトの型(Javaの場合)
- 整数のリテラル → int型として扱われる
- 浮動小数点数のリテラル → double型として扱われる
「なぜLやFをつけるのか」という話
long a = 10000000000;
// 10000000000はint型なので、int型に収まりきらずコンパイルエラーになる
long b = 10000000000L;
// 「10000000000はint型ではなくlong型として扱ってね」という意味になり、エラーが起きない!
float c = 10.0;
// 10.0はdouble型(64ビット)なので、float型(32ビット)に収まりきらずコンパイルエラーになる
float d = 10.0F;
// 10.0はfloat型で扱われるので、問題なく代入できる
まとめ
- 1文字目に数字を使うことはできない(NG:1num)
- 使える記号はドル記号(
$
)とアンダースコア(_
)のみ - プリミティブ型の一覧と、その大きさ( double > float > long > int > short > byte )
- 整数のデフォルトはint型(32ビット)
- 浮動小数点数のリテラルはdouble型(64ビット)
は覚えておく!
参考
Discussion