技術者がアーティスト活動するには、、、
音と映像のパフォーマンス
What's up everybody guys!
miwa maroonです。
先日のさざれ場で、リアルタイムのオーディオビジュアルパフォーマンスをしました。
皆さんからのリクエストに答えて、
今回はこれを作る時のデザインだったり、シーン作りなどのクリエイティブプロセスをご紹介できればと思います!!
テクニカルな話はこちらの記事から
センスって必要??
イベント後にこんな嬉しいお言葉をいただきました。
こんなことを言っていただいてるのに、こんなことを言うのはなんですが、
miwa maroonにアート的なセンスは全くもってございません!!
小中高のときは、美術の成績は平均または平均以下でした。
そんなmiwa maroonが、こうやって言ってもらえるような映像を作る上で、
たった2つ大事なこと
を綴っていきます。
きっとこれを見てる人も技術者の方が多いと思うので、センスがなくてもどうカバーしていくのかの参考になれば幸いです!
1.どうしたらお客さんを楽しませられるか?
ほんとになによりもこれが一番大事!
これを考えることが全てのベースになると思っています。
まずやるべきことは、
ターゲット設定
誰を楽しませたいのか?
今回自分が設定したターゲットは、
「友達が出るからという理由で初めて来る20代の男女」
ということで、次に行うのは
ヒアリング
設定したターゲットに対して、インタビューします。
- どんな時にテンションが上がるか?
- どうだったらつまらない、楽しめないか?
自分は会社の同期の子にめちゃくちゃ聞きました。
そして、ここでわかったのが、
音の雰囲気と映像が合ってないとあれ??
ってなってしまうということでした。
まぁそれはそうですよね。
だってシンデレラとかの舞踏会のシーンで、サンバ流れてたら、シンデレラもびっくりですわ
サンバ!アミーゴ!オレッ!
やかましいわ
ここは最低条件として、作らないとなって心に決めました。
ここまでだと、あまりにマーケティングっぽいので、自分のこだわり(作家性)を入れます
自分のこだわりを入れる
ここは皆さんのこだわりに置き換えてください。
miwa maroonの場合は、
ストーリー
です。
ストーリーテリングの力を信じていて、
このリアルタイムのパフォーマンスにうまく融合させたい!
というのがこだわりです。
なぜストーリーなのかというと、
人はストーリーを共有、共感することで団結感を生んだり、感動を生みます。これは、神話を信じて生まれた宗教なんかがすごくいい例。
もちろんストーリーテリングの重要さに関する書籍もたくさんあります。
さらに、ストーリーは持続力もあります。
なぜ私たちは、昨日の夜メシのメニューを覚えていなくて、シンデレラのストーリーは覚えているのか!
これは、自分の作品を覚えてもらうための工夫でもあります。
コンセプト決定
これにてようやく、コンセプト決定
「わかりやすいリアクティブとストーリーをもって観客の体を揺らす」
です!miroに太字で書かれてあった(笑)
どんなストーリーにするか?
ストーリーとは言っても、いろんな種類のストーリー展開があります。
例えば、いじめられていた娘が、妖精の力でガラスのくつをまとい、それがもとで王子様と結婚する
みたいな、王道恋愛ストーリーだったり、
才能がないけど努力家な少年が最強ヒーローから力を受け継いで、仲間とともに悪を倒す
青春バトルストーリーなどなど
例えをあげるときりがないので、自分が感動できるストーリーざっくりまとめました
- 恋愛(ヒーローアンドヒロイン)
- 成長(友情と守る)
- 冒険(ボス打倒、お宝発見)
- スポーツ(ジャイアントキリング)
今回は、
性格の違う二人の成長物語
主人公は、陽気で音楽好きな猫のPattyちゃんと体が白いシャイなAlbi君
コンセプトを決めたら、ストーリースクリプトを書きます
- 主人公紹介 ~音と楽しむPattyとそれを遠くから見つめるAlbi~
- 2人の関係性 ~PattyへのAlbiのシャイなアプローチ~
- いじめられているAlbi ~白いという見た目の理由で~
- Pattyの登場
今後ここにどんどん足していく予定。。。
2.センスよりリファレンスに頼る
リファレンスが大事なのいうまでもないですが、
ストーリーを決めると、
リファレンス探しがぐっと簡単になります!
リファレンスも
- 構図
- Audio Reactive
- ストーリーエッセンス
に分けて探しました
構図
人が綺麗だなと思ったり、印象的に残る構図というのは、だいたい決まっています
原則を元に、欲しい構図を探っていくのが、構図のリファレンス探し。
リファレンス集め先
おすすめは、
- Netflix
え、Netflix!?
そうです!映画または、アニメを楽しむかつリファレンス探しもできちゃう!
Netflix最強
シーン3では、不安や周りからの視線を感じるような演出を入れたかった。
そこで、役に立ったのがこのシーン
え、これ何のシーンだって?
これは、ヒロアカのデクがヒロアカ体育祭で一位とっちゃって、みんなに狙われているときにのシーン
デクの感情をあらわした非常にいいシーン
個人的な見解だけど、リファレンスを集めるうえでアニメ見るのは、最も効果的だと思う
日本のアニメは世界最高峰の作品なんだから、ほんとに
まあこんな感じで、印象に残ったシーンを保存したり、
いいねが多いリファレンスを保存したり
することで、
アートの才能がなくても、人々がいい!と思うツボをつかめるようになります
audioと相性がいいvisualは?
いろいろあると思いますが、特徴的なのが、
光
ですね。
音の即座に反映できてわかりやすい形として私たちの目に届けられるので、光はビジュアルとして非常に有効
ライブのコンサートでもDMXバンバンひかってますよね!
ってなわけで、DMX制御のムービングライト入れちゃいました。
これを最初に持ってきて音楽にのってもらう、その世界に入ってもらおうというコンセプトでした。
見る人の気持ちと自分のこだわりをmixする
よーはこういうことです。
もし見てる人を不愉快にさせたいのであれば、不愉快になるようなリファレンスをたくさん集めて、
こだわりがハンバーガーを入れるだったら、ハンバーガーに食べられそうになる映像を作ったりと(そんなやつ遊戯王にいたような)、
基本的な考え方は一緒でアウトプットが変わってくるのかなと思います。
非常に論理的に考えられているので、あながち間違いではないと思いますが、これを壊していくのがアートでもあるので、センスにあふれた方やいばらの道に進みたい方ぜひgoing my wayを突き進んでください
あくまで一個人の考えなので、こんな考え方もあるんだーくらいで見ていただければと思います
ちなみに、youtubeでは30秒tipsを入れて簡潔に話していますのでそちらもぜひ
それでは。
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