給与試算ツール TEDORI をリリースしました。
2020年11月に、私の初めての個人開発アプリである 給与試算ツール TEDORIをリリースしました。
この記事では、TEDORIのご紹介と、リリースまでの経緯をご紹介します。
TEDORIとは
TEDORIとは、フォームに入力された給与条件を元に、手取り額や 事業者負担額を自動計算できるWebアプリです。
2件同時計算や、Googleアカウントとの連携で条件保存が可能です。
就職活動中の方だけでなく、企業の採用活動や、家庭でのライフプラン設計時など多様な場面で、ちょっとした試算を行いたい時にWebブラウザから気軽にご利用いただけます。
TEDORIの機能
各種自動計算
社会保険料控除額 , 源泉所得税額控除額 , 社会保険料事業者負担額の自動計算を行います。
2件同時計算
給与試算シミュレーションができるWebサイトはいくつかあると思いますが、同時計算を行えるサイトが見当たらなかったので、計算時に2件同時計算を行えるように実装しました。
試算条件の保存・閲覧
Googleアカウントでログインすると、試算時に入力したデータを保存することが可能です。ログイン後に閲覧できるマイページにて保存した条件と試算結果を閲覧できます。
保存した条件の絞り込み検索
マイページで閲覧可能な保存条件を、条件名や基本給などで検索, 絞り込み表示が可能です。
開発した理由
私は、普段、メインでWeb制作のお仕事と、月に1~2日程度、飲食店経理のお仕事をしています。
経理の仕事で、従業員を雇用した場合の給与試算の依頼がたまにあり、簡単に自動計算かつその結果を保存できるツールが欲しいと感じたので、自作する事にしました。
採用技術
- フロントエンド: Angular
- バックエンド: Cloud Functions
- DB: Cloud FIrestore
- 認証機能: Firebase Authentication
- 検索機能: Algolia
- CI: Github Actions
技術選定の経緯
以前から、SPA開発に興味があり、React / Vue.js / Angularのいずれかの導入を検討していました。
DBについては、JSフレームワーク学習時によく触っていたFirebaseの採用は確定でした。
開発当時、直近で学習していたのがAngularだったことや、AngularFireを採用することで、Firebaseとの連携が比較的楽に実装できそうだったので、今回はAngularを採用する事にしました。
Angularをキャッチアップする際に使用していた教材に、Github Actionsの記事もあったので、CIについては、こちらを採用しました。
開発期間
2020年7月半ばに開発をはじめ、9月からWebアプリ開発支援サービス「CAMP」を利用し、メンターによるコードレビューを受け、Firebase周りの実装をCloud Functionsに移行する, 検索機能を実装するなどの改善を経て、11月1日にリリースしました。
こだわった点
ログインなしでも基本機能は使えること
あくまでも試算なので、保存機能は必須ではないはず。となると、基本機能を使う上で、アカウント連携するメリットはないので、基本機能(試算)は、ログインなしでも利用できる設計にしたいと考えました。
条件入力フォーム使いやすさ
試算ツール自体は、検索すると色々あるようなので、他との差別化として、使いやすさを意識しました。PCでの操作の場合は、極力1画面内に、フォームが収まる事を意識しています。
締め
機能自体はとてもシンプルですが、今回の個人開発で学ぶことはたくさんありました。技術面の習得はもちろんですが、ユーザビリティを考慮した細かい実装は、チュートリアルで学ぶだけでは到底身につかないものでした。
Angularのキャッチアップでは、RxJSの理解に苦労しましたが、流れを理解するとFirebaseのデータ取得を簡潔に書けるので、非常に気に入っています。
先述のWebアプリ開発支援サービス「CAMP」が主宰するハッカソンにも参加しているので、チームハッカソンで開発したアプリも今後リリースしたいなと思います。
まだまだ、わからない事も多くて大変だけど、開発は楽しいですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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