ITパスポート受験体験記
はじめに
ずっと資格を取っていなかったので、12月にITパスポート試験を受験しました。
資格試験の勉強を久しぶりにしてみて、受験の計画から試験日まで順調に勉強ができたので、うまくいった進め方を備忘録として残します。
人には人の勉強方法があると思うので、「自分に合ってそう」「できそう」と思ったものだけ見てみてください。
ITパスポートとは
ITパスポートは、「情報処理技術者試験」のなかでは比較的理解しやすいレベルの試験です。「情報処理の促進に関する法律」に基づいて作られたもので、 IT系国家試験の代表格ともいわれています。ITエンジニアだけでなく、ITを活用する方も含めた幅広い層にITに関する正しい知識が必要だとして創設されたもので、非IT系の企業に勤める方の受験者数も多く人気です。
試験内容は、ITに関する共通的な基礎知識が出題されます。初心者からITエンジニアを目指したい方や、DXの推進の際に役立つ試験です。
勉強計画
私はインプットに時間がかかるので、途中で根負けせず継続できることを重視して目標を立てました。
また、体力、集中力があまりないので無理をしないということもポイントにしました。
- 合格ラインが60%程度なので、80%を目指して70%~75%着地を目標とする
- がんばることとがんばらないことを決める
がんばること:1.5か月で合格する、学習材料に毎日さわる
がんばらないこと:1日4時間以上やらない、体調の悪い日はやらない
週ごとの計画
1w~2w:ストラテジ系
3w:マネジメント系
4~5w:テクノロジ系
6w 過去問+苦手分野
勉強時間
1日2~3時間程度+通勤時間15分程度
※ストイックに頑張れる方は1か月あれば合格できると思います。
参考書、活用したサイト
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参考書
いちばんやさしいITパスポート
https://www.amazon.co.jp/【令和6年度】-いちばんやさしい-ITパスポート-絶対合格の教科書+出る順問題集-高橋-京介/dp/4815624259 -
単語帳
…英字3文字言葉(RFIなど)に苦戦したので、英字3文字単語帳を作成して通勤時間に見ていました。
学習に際してのポイント
バッファを設ける
計画通りにいかないことから萎えるパターンを防止するために、体調が悪い日があってもやる気が全く起きない日があっても、試験日に間に合うよう調整することを心掛けました。
同じ場所・同じフローでやる(習慣化)
勉強するときは必ず決まった場所で「コーヒー飲む→電気つける→カーテン開ける→学習」のフローを踏んでいました。
こうすることで、パブロフの犬効果でコーヒーを飲み始めると体が勉強に動いてくれるようになりました。
頻出の項目に注力する
ITパスポートは頻出する分野に偏りがあります。
学習時間がない中での受験の場合は、頻出する分野に時間を割くようにしましょう。
セキュリティ、法務、企業活動、ネットワークは点数を稼げるので、特に丁寧に学習しましょう。
暗記系
自己流なのでご自身で判断してください。
- 学習→学習の最後に振り替える→次の日にもう一度振り返る→週末に振り替える
…記憶が定着しやすいと言われています。 - 特定のものと紐づけて覚える
…苦手な分野は青色のペンを使う、など。色と紐づけて画像として覚える覚え方です。多用はできません。 - 本当に覚えられなさそうなものは直前に詰め込んでテスト開始直後にメモ用紙に書く
…私は頻出単語でどうしても覚えられないものを詰め込みました(ERP, SCM , SFA, CRMのセット)
計算系
- 解き方を理解する
- それでも無理な場合は頻出問題だけ数をこなして解けるようにする
…丁寧な解説があったので過去問道場が良かったです。 - 捨て問にする
…過去問を3年分+過去問道場をして1回しか出ないものは捨て問にしました。
結果
ストラテジ系:755点
マネジメント系:825点
テクノロジ系:770点
総合評価点:800点
思っていたよりも点が取れていて良かったです。
おわりに
ITパスポートの試験を受けて、試験が今後直接的に役に立つかはわかりませんが、目標を立てて計画から実行までやり切ったことが自分の成長につながったと思います。
また、一つ資格を取ったことで、自信や学習意欲もより強くなったので、今後も資格の取得を目標とした学習を継続したいと思います。
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