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ファンクションポイント法におけるEI/EO/EQの解説とQRコード機能の分類
ファンクションポイント法(FP法)において、例えばQRコードを読み取ってDBデータを更新する機能は、EI/EO/EQのどれに分類されるべきでしょうか。
私の回答
私の意見では、「外部入力(EI: External Input)」に分類されると考えます。
解説
ファンクションポイント法における3つの主要な要素は以下の通りです。
外部入力 (EI: External Input)
- システムの境界外からデータを入力し、内部の論理ファイルを更新する処理
- データの追加・変更・削除などの更新処理を含む
- 入力データの妥当性チェックも対象となる
外部出力 (EO: External Output)
- 内部のデータを加工して外部に出力する処理
- 計算や集計などの派生データを含む出力
- レポート出力やグラフ表示などが該当
外部照会 (EQ: External Inquiry)
- 内部のデータを検索・参照する処理
- データの単純な取り出しのみで、加工を含まない
- 検索条件に基づく情報の表示などが該当
QRコード機能の分類根拠
QRコードを読み取ってDBデータを更新する機能を外部入力(EI)に分類する理由は以下の通りです。
- システムの境界外(QRコード)からのデータ入力が発生
- 入力データに基づく内部論理ファイル(DB)の更新処理を含む
- QRコードの形式チェックなどのデータ妥当性確認を含む
これらの特徴から、外部入力(EI)として分類されるべきと考えます。
外部入力(EI)には、画面からの入力に限らず、システムの境界外からのデータ入力に応じて内部論理ファイルを更新する機能が広く該当します。
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