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L2スイッチとL3スイッチの違い

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Cisco
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はじめに

最近Packet Tracerを触れていく中で、L2スイッチとL3スイッチの使い分ける基準が分からなくなってきたので、まとめてみようみようと思います。

L2とL3の違い

以下に違いを書いてみました。

項目 L2スイッチ L3スイッチ
機能 フレームの転送 ルーティング
処理する情報 MACアドレス IPアドレス
使用用途 アクセス層でのセグメント分離 VLAN間ルーティングや中規模以上の構成
レイヤー データリンク層（OSI第2層） ネットワーク層（OSI第3層）

L2スイッチは主にVLANでネットワークを分割する役割を持ちますが、異なるVLAN間の通信はできません。そこでL3スイッチが登場です。ルーティング機能によってVLAN間通信が可能になります。

【実践】L2を用いたネットワーク構築

まずはL2スイッチのみを用いたネットワーク構成をPacket Tracer上で構築しました。

  • ネットワーク構成
    • PC1とPC2をVLAN10に所属
    • PC3とPC4をVLAN20に所属
    • スイッチ1台でVLANを構成
    • 各ポートにアクセスポートを設定
    • スイッチ間接続がある場合はトランクポートも設定
Switch(config)# vlan 10
Switch(config)# vlan 20
Switch(config)# interface fa0/1
Switch(config-if)# switchport mode access
Switch(config-if)# switchport access vlan 10

この構成では、同一VLAN内では通信可能ですが、VLAN10とVLAN20間では通信できません。これがL2スイッチの特徴です。

【実践】L3を用いたネットワーク構築

次に、L3スイッチを用いて、VLAN10とVLAN20の間で通信できるネットワークを構築してみました。

  • 手順の概要
    • VLANの作成とインターフェースの割り当て
    • 各VLAN用のインターフェースVLAN（SVI）の作成
    • 各PCにデフォルトゲートウェイを設定
Switch(config)# ip routing
Switch(config)# interface vlan 10
Switch(config-if)# ip address 192.168.10.1 255.255.255.0
Switch(config-if)# no shutdown
Switch(config)# interface vlan 20
Switch(config-if)# ip address 192.168.20.1 255.255.255.0
Switch(config-if)# no shutdown

これにより、PC1（VLAN10）とPC3（VLAN20）の間でも通信が可能になりました。

まとめ

今回はL2スイッチとL3スイッチの違いについて解説しました。
それぞれの使い方を理解することでより違いが明確になりました。Packet Tracerを使って実際に手を動かしながら構築することで、熟読だけでは気づけない気づきを得られたと感じています。

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