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Ciscoルータの基本設定

2024/05/09に公開

はじめに

今回はCiscoルータの基本設定について解説して行きます。
Cisco機器の使い方を通してネットワークについて理解が深めていきましょう。

モードの説明

  1. ユーザモード
    • 起動してEnterで入った時点のモードで、ルータの基本的な状態の確認が可能です。
  2. 特権モード
    • ルータの設定が可能なモード。詳細な状態の確認やファイルの移動などを行う
  3. グローバルコンフィギュレーションモード
    • ルータ全体の設定を行うためモードで、ホスト名前、特権モードへのパスワード設定など
    1. 特定コンフィグレーションモード(ライン、インターフェイス、ルータ など)
    • インターフェイスへのIPアドレスの設定、ルーティングプロトコルなどの設定、ラインへのパスワード設定などそれぞれ個別の詳細な設定を行うことが可能です。

モードの遷移とコマンドをまとめた図がこちらになります。

コマンドについて解説

  1. ホスト名の設定
    グローバルコンフィグレーションモードで行います。
    構文「hostname ホスト名」
// グローバルコンフィグレーションモード
Router(config)#hostname Router1
  1. インターフェースのIPアドレス設定
    インターフェイスコンフィグレーションモードで行います。
    構文「ip address IPアドレス サブネットマスク」
// インターフェイスコンフィグレーションモード
Router(config-if)#ip address 192.168.1.1 255.255.255.0

Ciscoルーターのインターフェース

・デフォルトで無効になっている(shutdownの状態)ため、有効にする必要がある
有効にするコマンドは「no shutdown」

Router(config-if)#no shutdown

よくあるエラー

  1. 省略しすぎてしまった際に表示されるエラー
    % Ambiguous command →省略しすぎ

  2. コマンドの不足によって表示されるエラー
    % Incomplete command →コマンドが不完全

基本設定について

  1. グローバルコンフィグレーションモードに移動
// ログイン画面
Enter

// ユーザーモード
Router>en(enable)

// 特権モード
Router#conf t(configure terminal)

// グローバルコンフィグレーションモード
Router(config)#
  1. ホスト名の設定
// グローバルコンフィグレーションモード
Router(config)#hostname R0
R0(config)#
  1. インターフェースコンフィグレーションモードに移動
// グローバルコンフィグレーションモード
R0(config)#interface G8

// インターフェースコンフィグレーションモード
R0(config-if)#
  1. インターフェースにIPアドレスを設定
R0(config-if)#ip address 192.168.0.1 255.255.255.0

R0(config-if)#no shutdown

以上で基本設定が終了になります。
特権モードに移り、設定がうまく反映されているかを確認してみましょう。

// 特権モード
R0# show running-config

確認問題

  1. 特権モードからユーザーモードに移るためのコマンドはなんでしょう?
答え

disable

終わりに

最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。ネットワークはどのITに関わる全てのエンジニアに関わる大切な分野だと思います。一緒に勉強していきましょう。

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