【脳が覺醒すゑ】怪レい数学定義集【1秒で成績を20上げます】
はじめに
数学の定義ってイメージを掴めていても、意外と数式として厳密に書こうとすると間違えてしまうことありますよね。
この記事では、そういった怪レい定義をパッと思いつくものをいくつか書いてみました。思いつきで書いたのであんまレパートリーないですが、新しいのが思いついたら追記するかもしれません。
(大変なので怪レい定理や怪レい証明は本記事では取り扱いません。また、「数字を長方形に並べたものを行列という」「
よろしくお願いします。
怪レい定義集
1. 群の定義
集合
\forall x, y, z\in G, (x\cdot y)\cdot z = x\cdot (y\cdot z) \exists e\in G, \forall x\in G, e\cdot x = x\cdot e = x \forall x\in G, \exists y\in G, x\cdot y = y\cdot x = e
怪レいポイント
3の
「
2. モノイド準同型
モノイド
怪レいポイント
モノイド準同型は単位元の保存も定義に入れる必要がある。群は
3. 同相写像
位相空間
怪レいポイント
同相写像は逆写像も連続である必要がある。
T_2 分離公理
4. 位相空間
怪レいポイント
T_1 分離公理
5. 位相空間
怪レいポイント
6. 部分束
束
-
は束である。(L', \le')
怪レいポイント
束はただのposetではないので、上限・下限演算との整合性も定義に必要。つまり、
-
の上限・下限は(L', \le') の上限・下限と一致する。(L, \le)
という条件も必要。
7. 部分再帰的関数
次で定義される自然数上の関数
-
は部分再帰的関数である。\mathrm{zero}() = 0\colon\N^0\to\N, \mathrm{succ}(x) = x + 1\colon\N\to\N, \pi_i^n(x_1, \ldots, x_n) = x_i\colon\N^n\rightharpoonup\N -
が全て部分再帰的関数ならば、次のh\colon\N^m\rightharpoonup\N, g_i\colon\N^n\rightharpoonup\N\text{ for }1\le i\le m は部分再帰的関数である。f\colon\N^n\rightharpoonup\N
-
が部分再帰的関数ならば、次のh\colon\N^{n+2}\rightharpoonup\N, g\colon\N^n\rightharpoonup\N も部分再帰的関数である。f\colon\N^{n+1}\rightharpoonup\N
-
が部分再帰的関数ならば、次のg\colon\N^{n+1}\rightharpoonup\N も部分再帰的関数である。f\colon\N^n\rightharpoonup\N
ただし、
怪レいポイント
部分関数の等号とか合成とかの取り扱いはちゃんと理解できてると仮定しても、最小化関数の定義が怪レい。厳密には最小化関数の定義の前半部分は「
これは暗黙の了解として有識者が書いてたら理解を疑うことはないが、自主ゼミとかで見かけたら必ず確認入れる書き方。
おわりに
皆さんも怪レい定義には気をつけましょう!(もし解説の中に怪レい解説があったらガチでごめんなさい!)
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