Ona(旧 Gitpod) で新時代の開発体験へ
はじめに ✏️
前から愛用していた Gitpod がリブランディング?兼ねて名前もシステムも大幅刷新したので紹介しようっていう記事です。

目玉は以下の点です。
- リモート開発環境にAI Agent がデフォでついてくる
Gipod 時代にもあったサービス ➡️
そもそも Gitpod を知らなかった人も居ると思うので既存機能を軽く紹介します。以前 私の記事中でも軽く触れていますので、当時の使用感気になる方はご参考までに。
Docker コンテナベースのリモート開発環境 🐳
Docker コンテナベースでリモート開発環境を作成することができ、要らない時は落としておける使い捨ての環境を作れます。使い捨てとはいいつつも、Dockerfile で起動イメージを規定できるので自身の開発環境に必要なツールやライブラリなどを込みこみにした環境を毎回作成し、ブラウザ上で作業をすることができます。

基本的にブラウザ版 VSCode ですが、デスクトップ版VSCode やその他エディターで開くことも可能です(対応エディタはOnaになってかなり増えたような...)。
また、拡張機能を入れることでGithubリポジトリのページから直接環境作成を行うことができます。
※もしくは、特定のURLでアクセスすることでも環境作成が可能です
私は前述の記事中ではこの開発環境内でClineを動かしていました。
Ona として新たに追加されたもの
devcontainer を使ったリモート開発環境 💻
Gitpod から使っていた身としてはあまり使用感変わらないのですが、デフォルトで devcontainer 利用で起動するようです。.devcontainer が作成されていないリポジトリで環境作成したらりスクラッチから作成した場合、自動で .devcontainer が作成されます。

Runner をセルフホストできるようになった 🛡️
Gitpod時代は Gitpod 側が用意する Runner で仮想環境構築されていたのですが、セルフホストできるようになったため AWS やオンプレの Linux サーバ上に Gitpod Runner を建てることができるようになりました。これにより、ソースコード保管の要件が厳しい場合でも Ona の恩恵を受けるられるようになりました。

※セルフホスト Runner は現状建ててないので「Waiting on Connect」になっています
環境作成時にプリセットからスペックを選んで起動する流れになりますが、これはセルフホストでも公式 Runner でも変わらなそうです。

また、今のところ クラウドサービス上に Runner 建てるのは Enterprise プランで AWS のみのようで、GCP, Azure は待ち状態ですね 🤔

AI Agent がデフォでついてくる 🤖
さて本丸です。恐らく Gitpod -> Ona で大きく変わった部分がこちらとなります。なんと作成したリモート開発環境に AI Agent がデフォでついてきます ❗❗❗

見てくださいこの人間にコードを書かせる気のないUI 😇
チャット領域右上のボタン押すとエディター側が閉じてチャット領域だけになります。なのでこの画面がメイン画面扱いなのでしょう 😂
実際このエージェントを使ってみた部分についてはまた後日 ✏️
(確証は無いですが、ドキュメント漁った感じ Claude Sonnet4.5かそれに近しいものを使ってそうな雰囲気です)
AI エージェント追加に伴い変化した料金体系 💰
以前までは環境を動かしていた数・時間に応じて無料枠が減ったり課金枠されたりしていましたが、AIエージェントのデフォルト追加により少し料金体系が変わっているようです

OCU(Ona Compute Units) という単位で計算されるらしいですが、恐らく環境数x起動時間に AIエージェント利用分が加算されて計算されているんだと思います。
何やるかによる+起動する環境のスペック次第だとは思いますが、一番弱いスペックでおおよそ 10OCU/h ぐらいでした。
おわりに
元々の Gitpod 時代の「自前で環境用意しなくていい」利点はそのままに、クラウド環境で安全にAI 主体でコード書かせられる新時代の体験ができます。正直 AI Agent だけなら他のサービスでいくらでもありますが、開発環境が付属していることで CLAUDE.md みたいなのを共有できたり環境構築の手間がいらなかったりと様々な面で開発体験がべらぼうに良いです 🔧 🙌
Free プランもあるのでぜひ一度使ってみてください。
あと日本人的にはもっと違う名前にしてほしかった...
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