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AWS Amplifyでデプロイを手動で実行する

2022/02/01に公開

2022年2月現在まで2年ほどAmplifyを利用していて、毎回は起きないですが、月に1度くらいAmplifyと連携しているブランチのデプロイが自動で実行されないことがあります。

以前デプロイしたことのある内容であれば、対象のバージョンを選んで、Amplify console上のRedeployボタンを押すだけで解決しますが、多くは新しいバージョンをデプロイしたいときに限ってこの現象に遭遇します。
(本番環境へのデプロイのときに遭遇すると少しハラハラします💦)

実行するコマンド

amplify cliのstart-jobを使います。

コマンド例

$ aws amplify start-job --app-id xxxx --branch-name xxxx --job-type RELEASE --commit-id xxxx

必須となっている --app-id, --branch-name, --job-type の3つに加え、 --commit-idを指定することで、デプロイしたいバージョン(コミットID)を指定しています。
(※コマンド例で「xxxx」となっている箇所はプロジェクトや反映したいコミットによって変える必要があります。)

--app-id

Amplify Consoleの「General」→「App details」の部分で表示されるARNの末尾がApp IDです。
(ARNは下記のような構成になっています。)
arn:aws:amplify:{リージョン}:{アカウントID}:apps/{App ID}

Amplify Console上でApp IDを確認できる箇所

--branch-name

名前の通りですが、反映したいブランチ(環境)の名称です。

--job-type

新しく反映したいため、 RELEASE を指定します。

--commit-id

$ git log やGitHub上でなど、反映したいコミットIDを確認し指定します。

コマンドの実行が成功すると、成功の旨が表示され、Amplify Console上でも対象のブランチのビルドが開始されていることが確認できるようになります。

Amplifyで自動デプロイがされないときや、何らかの理由で手動でプロイしたい場合など、お役に立ちましたら幸いです。

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