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モールス信号メッセンジャーデバイス : mobus
モールス信号メッセンジャーデバイス : mobus
モールス信号を入力してメッセージを送り合う、'mobus'というデバイスを作成しました。
'mobus'で何ができるの?
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mobus同士で、インターネットを通じてメッセージのやりとりを行う事ができます。
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mobusからLINEへメッセージを送る事ができます。
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LINEにメッセージを送信する様子
- mobus同士でのメッセージのやり取りの様子
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mobusの操作方法
作ろうと思ったきっかけ
現代ではアマチュア無線を行なっている方以外だと、モールス信号への馴染みが無い方が多いと思います。
そこで、スマホ世代の人でも気軽にモールス通信が行えるデバイスを作成して見ることにしました。
(慣れたら片手でポケットの中でも入力もできるので結構良いかも?)
使用したもの
- RaspberryPi Zero WH
- RaspberryPi Zero サイズのユニバーサル基盤
- SDカード 32GB
- 2x20 ピンソケット
- OLEDディスプレイ(SSD1306 128x32)
- リミットスイッチ
- スライドスイッチ
- タクトスイッチ x2
- 圧電ブザー
- Lipoバッテリー 1セル 400mAh
- 充電モジュール
作り方:ハードウェア編
マイコンにラズパイZeroを使用し、ラズパイ用のHATを作成するような形で実装しました。
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配線(⚠︎画像では1300mAhのLipoバッテリーとなっていますが、使用したのは400mAhのものです)
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配線した様子
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Fusion360を使用して筐体の設計
作り方:ソフトウェア編
ラズパイ上のプログラム | メッセージ管理APIサーバー | メッセージデーターベース |
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全てPythonにて実装 | Elixir(Phoenix) | PostgreSQL |
*プログラムをこの記事に掲載すると見辛くなってしまうのでGithubに公開してあります。
TailScale(とても簡単にVPNが構築できるのでオススメです)を使用してVPNを構築し、世界中どこのインターネットでも通信できるような構成です。
LINEへのメッセージ送信は、LINE Messaging APIを使用しました。
- メッセージ送受信システムの概略図
これからのアップグレード
- RaspberryPi ZeroからESP32などのマイコンに移植して、起動の高速化&低消費電力化
- 通信方法をWiFi以外にもLoRaなどのLPWAを使用して、P2Pな通信を行う(災害時の通信手段としての応用も考え)
- モール信号を気軽に楽しめるコミュニティの様なものを作りたい
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