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モールス信号メッセンジャーデバイス : mobus

2022/09/03に公開

モールス信号メッセンジャーデバイス : mobus

モールス信号を入力してメッセージを送り合う、'mobus'というデバイスを作成しました。

'mobus'で何ができるの?

  • mobus同士で、インターネットを通じてメッセージのやりとりを行う事ができます。

  • mobusからLINEへメッセージを送る事ができます。

  • LINEにメッセージを送信する様子

  • mobus同士でのメッセージのやり取りの様子

作ろうと思ったきっかけ

現代ではアマチュア無線を行なっている方以外だと、モールス信号への馴染みが無い方が多いと思います。
そこで、スマホ世代の人でも気軽にモールス通信が行えるデバイスを作成して見ることにしました。
(慣れたら片手でポケットの中でも入力もできるので結構良いかも?)

使用したもの

  • RaspberryPi Zero WH
  • RaspberryPi Zero サイズのユニバーサル基盤
  • SDカード 32GB
  • 2x20 ピンソケット
  • OLEDディスプレイ(SSD1306 128x32)
  • リミットスイッチ
  • スライドスイッチ
  • タクトスイッチ x2
  • 圧電ブザー
  • Lipoバッテリー 1セル 400mAh
  • 充電モジュール

作り方:ハードウェア編

マイコンにラズパイZeroを使用し、ラズパイ用のHATを作成するような形で実装しました。

  • 配線(⚠︎画像では1300mAhのLipoバッテリーとなっていますが、使用したのは400mAhのものです)

  • 配線した様子

  • Fusion360を使用して筐体の設計

作り方:ソフトウェア編

ラズパイ上のプログラム メッセージ管理APIサーバー メッセージデーターベース
全てPythonにて実装 Elixir(Phoenix) PostgreSQL

*プログラムをこの記事に掲載すると見辛くなってしまうのでGithubに公開してあります。
TailScale(とても簡単にVPNが構築できるのでオススメです)を使用してVPNを構築し、世界中どこのインターネットでも通信できるような構成です。
LINEへのメッセージ送信は、LINE Messaging APIを使用しました。

  • メッセージ送受信システムの概略図

これからのアップグレード

  • RaspberryPi ZeroからESP32などのマイコンに移植して、起動の高速化&低消費電力化
  • 通信方法をWiFi以外にもLoRaなどのLPWAを使用して、P2Pな通信を行う(災害時の通信手段としての応用も考え)
  • モール信号を気軽に楽しめるコミュニティの様なものを作りたい

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