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学生のためのハックイベントに参加した話・後編「HackDay(本開発期間)」 - JPHACKS 2024

2024/11/29に公開

はじめに

皆さんはじめまして、日本のどこかにいる学生のMikutoです。
本記事では、先日参加させていただいたイノベータを目指す学生のためのハックイベント「JPHACKS 2024」で得た経験をまとめています。
目に見える形で残る結果こそ得られませんでしたが、まだまだ詰めの甘い私の経験談が、ハックイベント・ハッカソンに興味がある、またはとんでもない化け物集団が参加しまくって自分にはまだ早い恐ろしいイベント、と思っている同じ学生の皆さんが参考になれば幸いです。
また、この話は前後編で分かれており、今回はHackDay(本開発期間)でしたことと振り返りをしています。
前半では「事前準備の話」をしていますのでこちらも是非見てくださいね。

作った物

こちらに掲載しています!

JPHACKS2024でやったこと

ここでは実際に行った開発・実装の流れや、やってよかったことと当日起きたトラブルについて、事前準備と当日二日間それぞれの3つに分けて記述していきます。
今回は後半という事で、「HackDay」でやったことを取り上げていきます。

HackDay

HackDayとは?

HackDayは、全国8会場にて2日間会場で開発を行う日となっています。この日以前(事前準備やそれ以外)に開発したものを持ち込むことも可能(尚、審査の対象はこの2日間での差分)で、2日目の最後には開発したプロダクトについての90秒間のデモ(ピッチ)にて締めくくる形となります。

HackDayでやったこと

先ほどの話であった通り、ひたすらに開発を行い続けました。事前準備期間で行っていた開発をそのまま会場にて行ったと言えます。ただ、現地にチームメンバーが集まり開発を進めるという方式であったため、実際に目で見てアドバイスをする・してもらうことができました。これによってボイスチャットや隙間時間にちょくちょく開発を進める事前準備期間よりも圧倒的に高い効率で開発を進めることができました。
また、事前準備期間との明確な違いというと、発表会の存在があることです。2日間の日程の中にはそれぞれ「中間発表会」「Pitch Time」という発表の機会が設けられています。中間発表会は、作っているプロダクトの概要と1日目での進捗状況をおよそ1分で発表を行います。東京会場ではZoomを使用したオンラインでの発表となっていました。一方で「Pitch Time」は会場の全チーム(ブロックがある場合はそれ毎)が一か所に集まり、全体の前でデモを中心に発表を行います。これらの発表を行うためには実際に動くデモと発表者の準備が必要となり、これらの準備は開発を進める時間内で行わなければなりません。大人数であれば分担で何とかやり繰りできますが、少人数での参加をする際には開発と発表準備の配分を見極めることも重要となってくるのではないでしょうか。

HackDay中に起きた問題など

本番には問題がつきものです。ここでは、HackDay当日に起きた問題や障害、やっておけばよかったことをざっくりとまとめています。役に立てばいいのですが、ものによっては2024年度だけのことだったり、別会場では全く意味のないこともあるので、すべて鵜呑みにせずに本番に臨みましょう。(むしろ対策してない方が楽しいかも)

  1. 別の予定とブッキングする
    ないとは思いますが、前もってHackDay当日は予定が空いていることを確認しておきましょう。また、今回は衆議院選挙の投票日と被っていましたので、事前投票を有効に使う等柔軟に対応することをお勧めします。
  2. ガイダンスが長引く
    当日は十分時間があるからと、事前準備を怠ると結構響くポイントです。刻々と過ぎる予定時刻を見ると非常に焦るので冷静に開発へ臨みましょう。
  3. 回線が安定しない
    会場にてWIFIが提供され、多くの参加者が同時に使用することとなります。そのため、npm idocker buildgit pushなどインターネットに依存するコマンドやシステムを使用すると非常に長い待ち時間が生まれることがありました。こちらの対策としては無制限のモバイル通信やポケットWIFI辺りで回避することが考えられます。(いろいろ持ち込めるのでスターリンクなんかもいいかもしれない)
  4. 近くに宿泊したくなる
    当日の開発状況によっては、「移動時間を極限まで減らして開発をしたい」という心理状況になることもあります。このような時に思いつくのが「ホテル取ろう!」ということです。会場に行き来するのが毎日可能な距離圏ですと、事前にこの考えに至らないため、当日に焦りながら検索することとなり、さらには土日であるためほとんどが埋まっています。少しでも「進捗良くないかも」と事前に思ったら宿泊先を考えるのもありかもしれません。

JPHACK2024に出て感じたこと

チームでアイデア出しから形にするという0から1まですべて自由な技術選定のもと作る経験はもちろんのこと、期間無制限の個人開発では余り気にしていなかったことに気づける・挑戦できるといった違い、同世代のエンジニアを目指す学生のレベルを肌で感じれること、実際に働いている企業の方々や高い意欲を持つ学生仲間と交流ができることなど、学校の授業・実習とは全く違う良さが多かったと感じています。特に交流という点は自信のモチベーションに大きく影響を与えており、JPHACK以前はあまり技術イベントに参加しておらず、開発モチベーションもなあなあなものでしたが、以後は予定が合えば積極的(月1~2回ほど)に参加するようになり、参加する度に開発モチベーションが向上しているのを実感しています。
また、単に「プログラム」「IT技術」をひたすらに行うだけではたどり着かない分野の問題を解決するようなテーマもあり、真正面から技術を磨くだけが素晴らしいアイデアにたどり着くことではないと改めて考えさせられる機会でした。

最後に

大規模なハッカソンに参加すること、そして自身の技術経験とまた違った経験をアウトプットするという初めての記事でしたがいかがでしたでしょうか。何事もためらって後に回していたら勿体ないと書きながら何度も思いましたが、一度目に見える形で成果を残すことで今後の自信とモチベーションに繋がると当たり前だけどできないことを書き残して終わりにしようと思います。

みんなもハッカソンでしよう!!

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