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ABEMAのCM効果測定について

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https://adventar.org/calendars/6450
こちらの21日目の記事を書かせていただきました、ABEMAで動画広告のデータ分析を主な生業としているエンジニアの末松です。

ABEMA

http://abema.tv/

ABEMAにおけるCM効果の課題について

TVCMやClickを伴わない動画広告において、どのような効果があったのか評価するのは非常に困難です。
現状の効果測定は、主にアンケートを実施し、「CMを見た人、見ていない人」、「CMを見る前、見た後」の比較をすることで効果を測定しています。
CM配信を最適化し、CM効果をさらに高めようとする場合、このアンケートを実施するスピードや回収量が課題になってきます。
そこで、ABEMAでは、アプリ内でアンケートを収集し、CM効果を測定できる環境を開発中です。

こちらの動画内でも効果測定について触れています。 是非、ご視聴ください。
ABEMA Developer Conference 2021
ABEMA Ads 技術の変革と展望

https://www.youtube.com/watch?v=eq6wE2umXZ0&t=1309s

別画面でアンケートを表示する

CM中にボタンが表示され、「ボタンをタップする」 ことでアンケート画面が表示されます。
この機能を評価するため以下のような指標を定義しました。

回収率 = アンケート回答数 / アンケートCMのimp

この機能を用いたアンケートでは、回収率が 1.4% でした。(実施期間は、2021年11月4日〜2021年11月15日。iOSでVIDEOコンテンツを視聴した一部のユーザーが対象 50,031人)

回答するユーザーにとって、「CMを見る」→「ボタンをタップする」→「回答する」→「閉じる」というステップ数の多さが課題と考え、さらに、 「ボタンをタップする」 というアクションが最もハードルがあると判断し、 ボタンをタップせずに回答ができるよう CM中にアンケートを表示する よう改修致しました。

CM中にアンケートを表示する

CM中にアンケートが表示され、ユーザーが回答するとCMがスキップし、番組が再生されます。
この仕組みだと回収率が、なんと 25.7%(1,835%up!) という圧倒的な改善結果となりました。(実施期間は、2021年11月4日〜2021年11月15日。iOSでVIDEOコンテンツを視聴した一部のユーザーが対象 10,926人)
この回収率であれば、十分にリアルタイムかつ複数のCM効果を測定することができ、またABEMA独自のバイアスを考慮したり、地域の人口分布や性別年齢分布の考慮も十分にできるようになります。

おまけ

当該期間における回収率ランキング

シリーズ 回収率
1位 takt op.Destiny 48.28%
2位 小林さんちのメイドラゴンS 45.45%
3位 チャンスの時間 43.01%
4位 私の年下王子さま Winter Lovers 41.10%
5位 隣の恋は青く見える2 38.98%
6位 僕たちの復讐ノート 38.30%
7位 がんばれ同期ちゃん 36.36%
8位 [最新]恋愛ドラマな恋がしたい ~Kissing the tears away~ 35.61%
9位 幼女戦記 35.48%
10位 セカンドチャンスウェディング 34.55%

謝辞

アンケートにご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
今後もより良いコンテンツと視聴体験を提供してきますので、何卒ご協力の程、宜しくお願い致します。

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