Raycastでローカルのパスワード管理をしちゃおう
はじめに
皆さんはパスワード管理アプリを使っていますか?
使っている場合は、Bitwardenや1Password
を使っている人、Chromeのパスワード管理を使っている人など様々でしょう。
もし使っていない方は今すぐ使うことをオススメします。パスワード管理が非常に楽になります。
一方で、会社では前述のようなアプリは基本的に使えないんじゃないかと思います。それは、パスワードをクラウド上で保管しているからです。
しかしパスワードは覚えたくない……そうなると取れる選択肢は限られてきます。
そこで今回は、Macのローカルに暗号化して管理しつつ、Raycastでいい感じにコピペする方法を紹介します。
方針
Macのキーチェーンに保存します。
キーチェーンはもちろん暗号化されており、iCloudの同期を切ればローカルだけになります。
キーチェーンはUIがありますが、これだと登録はまだしも取得が面倒です。
そこでランチャーアプリのRaycastを使います。すると、マウスを動かさずに気軽にパスワードをコピーできるようになります。
Raycastを選んだ理由は無料だからです。Alfredの課金ユーザーでも同様のことができますが、やはり無料というのは大きいですね。
やり方
スクリプトのダウンロード
このファイルを好きなところに置きましょう。
中身は見てもらえればわかりますが、引数の名前のパスワードをキーチェーンから取得しているだけです。
Raycastのダウンロード
以下をターミナルで実行しましょう。
$ brew install --cask raycast
そうしたらアプリケーションフォルダにRaycastが入っていると思いますので起動しましょう。
諸々の初期設定が完了したら、 ⌘+,
で設定画面を開きましょう。
スクリプトの登録
こちらから初めにスクリプトをダウンロードしたディレクトリを追加しましょう。
これでインストール完了です!Raycastを起動し
-
keychain
と入力 - Enter
- keychainに登録したパスワード名を入力
とすると登録されたパスワードがクリップボードにコピーされます!
終わりに
これでセキュリティが厳しめの環境でもパスワードを覚えずに済みますね!
RaycastはReactをいじればExtensionが作れますが、そこまでやらなくても簡単なスクリプトくらいなら楽に起動できるということが示したかったです。
スクリプト部分をいじれば色々できると思いますので、各自試してみてください!
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