Closed7
見積もり、コミットメント、ターゲット
昔全部読んだはずなのに😂
- 見積り
- 何かの価値、数字、量、程度などについて概算、あるいはおおまかな判断をすること
- 見積りのためには「事実の裏づけに基づく測量」が必要
- 裏づけを基に得られた判断からは、希望や願望が排除されなければなりません
- あくまで概算、おおまかな判断なので、ある程度以上の正確さは期待できません
- ターゲット
- 実現したいビジネス上の目標を明文化したもの
- たとえば「システムAは、同時に400人のユーザが利用できなければならない」
- コミットメント
- 「約束」と言い換えてもいい
- 「ある機能を、ある期日までに、一定以上の品質で提供する」と約束すること
- たとえば「製品の次のリリースまでに、検索機能を利用可能にする」
今やっているスクラムのプロジェクトだと、
- 見積もり
- 各機能、各チケットに対して、プランニングポーカー形式でポイントをつける
- スプリントが始まる前に終わらせる
- ターゲット
- プロジェクトオーナー目線
- ◯月までにこの機能をリリースする必要がある
- ◯日にお客さんにデモするから、この機能が完成している(もしくは完成しているように見える)必要がある
- コミットメント
- プロジェクトメンバー目線
- スプリントゴール
- 「スプリント終了時までに、✗✗ができるようにする」
- 見積り、ターゲット、コミットメントは元来、互いにまったく無関係なもの
- しかし、ターゲットとコミットメントは、見積りを基にしたものであるべき
- Steve McConnellは「ソフトウェア見積りの主目的は、プロジェクトの結果を予言することではない。見積りを行うのは、プロジェクトのターゲットがコントロールによって達成可能な程度に現実的なものかどうかを判断するためである。」と言っています
- ターゲット、コミットメントを現実的なものにすることが、見積りの目的とも言えます
- そして正しい見積りが土台にあれば、適切な管理、プランニングができます
特にビジネスサイドとエンジニアサイドが会話するときは、「見積もり、コミットメント、ターゲット」の違いは重要そう。またエンジニアも、見積もり、コミットメントは当然として、常にターゲットまで把握していると仕事がやりやすそう。
このスクラップは2023/09/23にクローズされました