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平均だけじゃダメ?パフォーマンス改善のカギ、99パーセンタイル応答時間を知ってみた!

2024/12/16に公開

最近、ウェブサイトやアプリの動作スピードについて調べる機会がありました。特に、ユーザーにどれくらい早く応答が返せるかを測る指標として**「99パーセンタイル応答時間」**という言葉を目にしました。

でも、最初は「これって具体的に何を意味するんだろう?」と疑問だらけ。そこで、自分なりに調べて理解した内容をまとめてみたいと思います。これから説明する内容は、専門的な雰囲気を出すのではなく、私が学んだことを共有する形でお届けします!


そもそも「応答時間」とは?

まず、応答時間という言葉ですが、これは「ユーザーがウェブサイトやアプリに何かをリクエストして、その応答が返ってくるまでの時間」を指します。

例えば:

  1. リンクをクリックする
  2. ページが表示される

この間の時間が「応答時間」です。

応答時間が短いほど、サービスが快適に使えると感じます。逆に応答時間が長いと、「遅い」「イライラする」と思ってしまいますよね。


パーセンタイルって何?

パーセンタイルとは、データを小さい順に並べて、「全体の何%の位置か」を示す指標です。

例えば、クラスでテストの点数が以下のように並んでいたとします。

生徒 点数
A 90
B 85
C 80
D 70
E 60

ここで、「Cさんの点数は上から90%の位置」と言われたら、Cさんはクラスの上位10%にいることになります。


具体例で99パーセンタイルを理解する

具体的に「99パーセンタイル応答時間」がどんなものか、例を挙げてみます。

応答時間のデータ例

以下のようなリクエストの応答時間があったとします。

0.2, 0.3, 0.4, 0.5, 0.6, 0.7, 0.8, 1.0, 1.5, 2.0

このデータを小さい順に並べて、全体の中で上から99%の位置にある値を見つけます。

応答時間 (秒) リクエスト数
0.2 1
0.3 2
0.4 3
0.5 4
0.6 5
0.7 6
0.8 7
1.0 8
1.5 9
2.0 10

この場合、**99パーセンタイル応答時間は「2.0秒」**となります。

意味
「10回中9回は2秒以内に応答しているけれど、1回は2秒より遅い可能性がある」ということです。


なぜ「99パーセンタイル応答時間」が重要?

平均だけでは見えない問題

平均応答時間が「1秒」だとしても、次のようなデータがあればどうでしょう?

0.5, 0.6, 0.7, 0.8, 0.9, 1.0, 1.1, 10.0

平均応答時間は約「1.75秒」ですが、**1回だけ「10秒」**という遅いリクエストがあります。これではユーザーは「遅い!」と感じてしまいます。

99パーセンタイルで見る理由

99パーセンタイルを使うことで、「たまに発生する遅いリクエスト」も考慮しつつ、サービスのパフォーマンスを正確に把握できます。


99パーセンタイル応答時間を改善する方法

もし99パーセンタイル応答時間が長い場合、次のような改善方法があります。

1. 遅いリクエストの特定

ログや分析ツールを使って、どのリクエストが遅いのかを調べます。

2. ボトルネックの解消

遅い原因がわかったら、次のような箇所を改善します:

  • データベースのクエリが遅い場合 → クエリを最適化する
  • サーバーの処理能力が限界の場合 → サーバーを増強する

3. キャッシュの利用

頻繁に使うデータをキャッシュ(一時保存)に保存し、毎回の処理を省略します。

4. リソースの増強

サーバーの数を増やしたり、負荷を分散することで、処理が遅くなるのを防げます。


初心者として感じたこと

今回、「99パーセンタイル応答時間」について調べる中で、次のことを学びました:

  1. 平均だけでは見えない遅いリクエストがある
  2. パーセンタイルで全体の傾向を知ることができる
  3. パフォーマンス改善には原因の特定が大切

まだまだ改善方法については勉強中ですが、この考え方を理解するだけで、ウェブサービスのパフォーマンスを見る目が少し変わりました。


まとめ

「99パーセンタイル応答時間」は、サービスのパフォーマンスを測る上で役立つ指標です。

これからは、この数字を意識して、サービスが快適に動くように工夫していきたいと思います。

もしあなたもウェブサービスの速度を測るなら、ぜひこの指標を取り入れてみてください。一緒に学んでいきましょう!

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