ARPANETからTCP/IPまで、インターネットの仕組みを初心者なりに掘り下げてみた!
こんにちは!
最近、インターネットやネットワーク技術について調べる機会があり、その中で「TCP/IPってなんだろう?」という疑問にぶつかりました。今や私たちの生活に欠かせないインターネット。その基盤を支えるこの技術が、どのような背景で生まれたのかを調べてみることにしました。今回は、インターネットやTCP/IPの歴史、そしてその必要性について、分かりやすくご紹介します。
1. インターネットのルーツはどこに?
「ARPANET」から始まるネットワークの世界
インターネットの始まりは、1969年にアメリカで始まったARPANET(アーパネット)です。これは、アメリカ国防総省の研究機関が開発したネットワークで、大学や研究機関をつなぐためのものでした。最初は4つの大学(UCLA、スタンフォード研究所、ユタ大学、カリフォルニア大学サンタバーバラ校)を結ぶもので、専用線を使った接続が行われました。
その頃、インターネットの基礎となる「パケット通信」も採用され、効率的なデータ転送が実現。このARPANETが、現在のインターネットの原点です。
2. TCP/IPはなぜ必要だったのか?
ネットワーク同士をつなぐ統一プロトコルの必要性
ARPANETの成功をきっかけに、異なるネットワーク同士を接続する試みが進むようになりました。しかし、問題がありました。それぞれのネットワークが異なるプロトコルを使っていたため、統一された通信方法がなかったのです。
そこで開発されたのがTCP/IPです。このプロトコルは、異なるネットワーク同士をつなぎ、シームレスな通信を可能にするものです。TCP/IPは次の2つの役割を果たします:
- TCP(Transmission Control Protocol):データの信頼性を保証します。送信したデータが正確に届くか確認し、パケットが欠けていれば再送を指示します。
- IP(Internet Protocol):データがどこに送られるべきかを管理します。IPアドレスを使い、データの配送先を正確に導きます。
3. パケット通信とTCP/IPの関係
効率化を目指した技術の発展
TCP/IPはパケット通信を基礎にして設計されています。パケット通信とは、データを小さな単位(パケット)に分割して送信し、受信側で再構成する仕組みのことです。この方法を使うことで、ネットワークの効率化と信頼性が向上します。
TCP/IPは、このパケット通信に信頼性(TCP)と経路選択(IP)を加え、現在のインターネット通信を支える大きな役割を担っています。ARPANETで初めてパケット通信が実用化され、1983年にはTCP/IPが標準プロトコルとなりました。
4. TCP/IPが電話回線にも広がった経緯
ダイヤルアップ接続の登場
TCP/IPが普及したのは、専用線の時代だけではありません。1980年代後半になると、電話回線を使ったダイヤルアップ接続が可能になりました。このとき、PPP(Point-to-Point Protocol) やSLIP(Serial Line Internet Protocol) といった技術が登場し、電話回線でもTCP/IP通信が行えるようになりました。
これにより、一般家庭でもインターネットにアクセスできるようになり、世界中にインターネットが広がる基盤が整ったのです。
まとめ:インターネットの進化を支えた技術たち
インターネットの発展の裏には、ARPANETから始まったネットワーク技術と、その上で動作するTCP/IPというプロトコルの進化がありました。そして、パケット通信を基礎にしたTCP/IPが異なるネットワークをつなぐ「架け橋」となり、私たちの生活を豊かにするインターネットを実現しました。
私自身、調べながら「今のインターネットがこんな背景で作られてきたんだ!」と感動の連続でした。もしこの記事を読んで少しでも理解が深まったら、一緒に「次の知識」へ進んでいきましょう!私もまだまだ勉強中の身ですが、一歩一歩進めていきたいと思います!
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