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月でGISする
はじめに
同僚が月のデータを使って面白い画面を作っていた
天地人という会社がMapbox GL JSで月を表現していた
なんだかおもしろそう
月のデータの実験かねて、ここはひとつ、これらを混ぜたような表現ができるWebGISを作ってみよう
材料
- 表面: https://astrogeology.usgs.gov/search/map/Moon/LRO/LROC_WAC/Lunar_LRO_LROC-WAC_Mosaic_global_100m_June2013
- DEM: https://pgda.gsfc.nasa.gov/products/54
- クレーターの名前: https://planetarynames.wr.usgs.gov/Page/MOON/target
Moon Viewer (できたもの)
globe viewで月をつくれた、クレーターの名前もあるよ
月のDEMを用いた3次元表現
いいんじゃない?
データのパイプライン
かんたんに
- 表面:
- Reprojection: Equidistant Cylindrical → latlon
- tiling: GeoTIFF → MBTIles -> PMTiles
- DEM:
- Reprojection: latlon → EPSG:3857
- Rgbify: DEM → TerrainRGB
- tiling: GeoTIFF → MBTiles → PMTiles
所感
- 月であっても位置は経緯度など、GISっぽい考え方で表現される
- 経緯度というと地球ではEPSG:4326だが、前提とする楕円体が違うのであえて
latlon
と表記しています - とはいえ、経緯度のデータであれば、ウェブメルカトルに変換・タイル化は可能
- 経緯度というと地球ではEPSG:4326だが、前提とする楕円体が違うのであえて
- TerrainRGBは通常、下限=-10000m、分解能0.1mだが、元データがUint16のm単位整数値なので、0.1mにする意味がなく、また下限は-20000mないと足らないので、そういう作り方をしている
- Mapbox GL JSは地形・globe表現に長けているが、なんだかカメラの制御がなんかおかしくなる(±60度以上の領域でDEMが存在しないのが原因な気はする)
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