既にAzureで利用可能/Windows Server 2025 の製品版がリリース
みなさまへ
この度、米国時間 : 2024/11/01 に Windows Server 2025 がリリースされました。
Microsoft Azure の VM として、既にご利用可能となっておりますので、ぜひお試しください。
Azure上では、どのようなエディションがあるのか、バージョンになっているか、など気になってしまう方もいらっしゃると思いますので、少しだけ触れていきたいと思います。
どのようなイメージの種類があるのか
Windows Server 2025 を Azure VM として稼働させる場合においても、これまで通り Azure Portal の Marketplace からイメージ選択が可能です。
どのようなイメージの種類(SKU)があるのかについては、Azure Portal からご確認頂けるほか、
以下のコマンドを Azure Cloud Shell から実行することで確認が可能です。
az vm image list-skus --location japaneast --publisher MicrosoftWindowsServer --offer WindowsServer --output table
2024/11/2 時点では、以下のSKUが存在しています。
Windows Server 2022 のとき同様に Azure Edition の存在も見えています。
japaneast 2025-datacenter
japaneast 2025-datacenter-azure-edition
japaneast 2025-datacenter-azure-edition-core
japaneast 2025-datacenter-azure-edition-core-smalldisk
japaneast 2025-datacenter-azure-edition-smalldisk
japaneast 2025-datacenter-core
japaneast 2025-datacenter-core-g2
japaneast 2025-datacenter-core-smalldisk
japaneast 2025-datacenter-core-smalldisk-g2
japaneast 2025-datacenter-g2
japaneast 2025-datacenter-smalldisk
japaneast 2025-datacenter-smalldisk-g2
バージョンを確認しておこう…
エンジニアたるもの、製品リリース時のバージョンは気になるところかと思います。
では、参考までに、Windows Server 2025 Datacenter Azure Edtion の SKU のバージョンを確認しておきましょう。
az vm image list --location japaneast --publisher MicrosoftWindowsServer --offer WindowsServer --sku 2025-datacenter-azure-edition --all --output table
26100.2033.241015 になっています。魚拓ではないですが、個人的なメモとしてもスクリーンショットを貼っておきます。
製品版になる前の 2025 のイメージがあるか確認(興味本位)
念の為、製品版リリース前のWindows Server 2025 のバージョンが用意されているか確認してみましょう。完全なる個人的な興味です。
Get-AzVMImage -Location japaneast -PublisherName MicrosoftWindowsServer -Offer WindowsServer -Sku 2025-datacenter-azure-edition | Select Version
さすがに、リリース後のイメージバージョンしかありませんでした(当たり前)
余談になりますが、Windows Server 2022 では以下のバージョンがご利用可能です。
最新版のみしか利用できないと思っておられる方もいらっしゃるかと思いますので、参考までに記載します。
Get-AzVMImage -Location japaneast -PublisherName MicrosoftWindowsServer -Offer WindowsServer -Sku 2022-datacenter-azure-edition | Select Version
Azure VM 作成時は過去のイメージバージョンでVM作成可能
よくお客様から ”過去のイメージバージョンでVMをデプロイしたい” といったご要望を頂くことがあります。Azure VM 作成時にイメージバージョンを指定してデプロイすることができますので、Azure VM サポートチームで公開しているブログを参考にお試しください。
新機能については公式ページからご確認を!
新機能の特徴としては、ActiveDirectoryのUpdate、セキュリティに関したUpdate、デバイスまわりのUpdate が主なところになっています。
日本語:
英語:サーバー管理の観点ですと、OpenSSH は既定でインストールされる点は覚えておきたいところです。
OpenSSH 以前のバージョンの Windows Server では、OpenSSH 接続ツールを使用する前に手動インストールが必要でした。 ビルド 26080 以降では、Windows Server 2025 に OpenSSH サーバー側コンポーネントが既定でインストールされます。 サーバー マネージャー UI には、 [リモート SSH アクセス] の下に、 sshd.exe サービスを有効または無効にするためのワンクリック オプションも含まれています。 また、 OpenSSH Users グループにユーザーを追加して、デバイスへのアクセスを許可または制限することもできます。 詳細については、「OpenSSH for Windows の概要」を参照してください。
個人で検証などしたい方には嬉しい機能
個人的には、IT界隈にはサーバー検証を趣味とする誤自宅な方がいらっしゃいますので、このようなUpdateは嬉しいのではないかと思いました。
(抜粋)
Wi-Fi ワイヤレス LAN サービス機能が既定でインストールされるようになったため、ワイヤレス機能を簡単に有効化できるようになりました。 ワイヤレス スタートアップ サービスは手動に設定されており、コマンド プロンプト、Windows ターミナル、または PowerShell で net start wlansvc を実行することによって有効化できます。
(抜粋)
Bluetooth Windows Server 2025 で Bluetooth を使用してマウス、キーボード、ヘッドセット、オーディオ デバイスなどを接続できるようになりました。
WSUS は Windows Server 2025 でも利用可能
WSUS の開発終了に関するニュースでみなさまにご心配をおかけしている状況でございますが、
Windows Server 2025 においては、引き続き WSUS のご利用は可能である公開情報がございますので、ご安心いただければと思っています。
◇ Windows Server 2025 以降で削除された機能または開発されなくなった機能
Windows Server Update Services (WSUS) 現在、Windows Server Update Services (WSUS) は積極的に開発されていませんが、既存の機能とコンテンツはすべて、デプロイで引き続きご利用いただけます。
念の為、英語版のリンクも記載します。
Windows Server Update Services (WSUS) Windows Server Update Services (WSUS) is no longer actively developed, all the existing capabilities and content continue to be available for your deployments.
今後とも、Azure 上での Windows Server のご利用よろしくお願いします。
Tomoya@MS
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