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Azure VMの一時ディスクについてのまとめ
モチベ
- 一時ディスクってたまに聞きますよね~それが何を意味するかきちんと理解していなかったのでここで整理しておきたい
一時ディスクとは?
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ほとんどのVMにはマネージドディスクとしてVM作成時に同時に作成する
OSディスク
ではない一時ディスクが含まれる(持っている) -
一時ディスクはアプリケーションやプロセスのための短期間の保存場所を提供する
- つまり、ページやスワップファイルなどのデータの格納のみを意味する
- ページファイル(スワップファイル):使っていないメモリ上のデータを一時的に保持しておくためのファイル
- ページファイルはメモリと一続きに扱われるため、実質メモリに載せるデータサイズを物理サイズより超過できる
- メモリに載せる際に別のデータと交換されるためスワップファイルとも呼ぶ
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マネージドディスクはリモートストレージ(VMのコンピューティングインスタンスと別の場所)に保存されているが、一時ディスクはそのVMの物理ハードウェアに直接アタッチされている
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割り当て解除
が生じると一時ディスクのデータは消滅する- VMの停止・再デプロイなど
- 再起動については、割り当て解除が発生しないためデータは残る
一時ディスクの容量
- VMサイズごとに決められた容量が一時ディスクとして利用可能
- 一時ディスクのないVMサイズも存在する
一時ディスクの存在確認
- 適当なVMへログイン後、
ディスクの管理
から確認可能 - Temporary StorageがDドライブに割り当てられている
- 一時ディスクの中身として、
Page File
となっている
- 一時ディスクの中身として、
注意点
- 一時ディスクはホスト側で暗号化を有効にしない限り、サーバ側暗号化による暗号化がされない
エフェメラルOSディスクとの関係
- エフェメラルOSディスクは、この一時ディスクの領域を利用してOSディスクを格納することが可能
- 標準イメージで、Windows Serverであれば127GiB、Ubuntuであれば30GiBほどの容量が必要なため、一時ディスクに配置しようとすると結構なVMサイズが必要
- エフェメラルOSディスクを一時ディスクに格納すると、実際に一時ディスクとして利用可能な容量は、(一時ディスク全体の容量)ー(OSディスクサイズ)になる
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