🖥️
AVDのFSLogixのRead-Onlyプロファイルでユーザの個別設定をサインアウト時に削除する
モチベ
- Azure Virtual Desktopで非永続型のプロファイル管理をしたい
- どうやらプロファイル管理サービスのFSLogixの設定としてProfile TypeをRead-Onlyに設定することができ、マスターVHD(x)に変更を加えさせないような構成ができるらしい
- 実際に確かめるため、検証してみる
FSLogixのRead-Onlyプロファイル
- 通常FSLogixを使うと、特定のVHDLocationにユーザプロファイルが格納され、セッションホストにサインインしたユーザが行った変更はそのユーザプロファイルに書き込まれる
- ただ、構成ミス等で何か不必要なアプリをインストールされたりするのを防ぐため、ユーザの変更を蓄積せず非永続的に構成するという需要がある
- サインアウトしてしまえば元に戻る
- FSLogixの中に
Profile Type
の設定値があり、そこでプロファイルを読み取り専用に構成することが可能- 仕組みとしては、初回サインイン時に小さいマスタVHD(x)が作成される
- サインイン毎に、サインイン中の作業用の一時的VHD(x)がTempフォルダに作成される
- サインアウトするとTempフォルダから作業用VHD(x)が削除される
利用方法
- ADのGPOでFSLogixのProfile TypeをRead-Onlyに変更する
- AVDユーザでデスクトップアプリケーションにサインインすると初回ログイン時にファイルサーバ等に個人用の、読み取り専用の小さいマスタ用VHD(x)が作成される
- C:\Windows\Temp配下にxxx_ROという名前のRead/Write用VHDが作成される
- 行った作業はRead/Write用のVHD(x)に保存される
- 試しにデスクトップにテキストファイルを作成してみると、該当Read/Write用VHDxも同時に更新される
- 試しにデスクトップにテキストファイルを作成してみると、該当Read/Write用VHDxも同時に更新される
- サインアウトするとRead/Write用のVHD(x)は削除される
- サインインすると、まっさらなマスタVHD(x)が展開されている状態から再スタート
おわり
- これにより、プロファイルレベルでの非永続型のAVD環境が構成可能
- ただし、AVDはセッションホストレベルの非永続型は非対応
GitHubで編集を提案
Discussion