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AVDのFSLogixのRead-Onlyプロファイルでユーザの個別設定をサインアウト時に削除する

2023/03/30に公開

モチベ

  • Azure Virtual Desktopで非永続型のプロファイル管理をしたい
  • どうやらプロファイル管理サービスのFSLogixの設定としてProfile TypeをRead-Onlyに設定することができ、マスターVHD(x)に変更を加えさせないような構成ができるらしい
  • 実際に確かめるため、検証してみる

FSLogixのRead-Onlyプロファイル

  • 通常FSLogixを使うと、特定のVHDLocationにユーザプロファイルが格納され、セッションホストにサインインしたユーザが行った変更はそのユーザプロファイルに書き込まれる
  • ただ、構成ミス等で何か不必要なアプリをインストールされたりするのを防ぐため、ユーザの変更を蓄積せず非永続的に構成するという需要がある
    • サインアウトしてしまえば元に戻る
  • FSLogixの中にProfile Typeの設定値があり、そこでプロファイルを読み取り専用に構成することが可能
    • 仕組みとしては、初回サインイン時に小さいマスタVHD(x)が作成される
    • サインイン毎に、サインイン中の作業用の一時的VHD(x)がTempフォルダに作成される
    • サインアウトするとTempフォルダから作業用VHD(x)が削除される

利用方法

  • ADのGPOでFSLogixのProfile TypeをRead-Onlyに変更する
  • AVDユーザでデスクトップアプリケーションにサインインすると初回ログイン時にファイルサーバ等に個人用の、読み取り専用の小さいマスタ用VHD(x)が作成される
  • C:\Windows\Temp配下にxxx_ROという名前のRead/Write用VHDが作成される
  • 行った作業はRead/Write用のVHD(x)に保存される
    • 試しにデスクトップにテキストファイルを作成してみると、該当Read/Write用VHDxも同時に更新される
  • サインアウトするとRead/Write用のVHD(x)は削除される
  • サインインすると、まっさらなマスタVHD(x)が展開されている状態から再スタート


おわり

  • これにより、プロファイルレベルでの非永続型のAVD環境が構成可能
  • ただし、AVDはセッションホストレベルの非永続型は非対応
GitHubで編集を提案
Microsoft (有志)

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