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Azure VMware Solution プライベートクラウドを使い始める時のイメージ

2023/06/30に公開

モチベ

  • AVSの利用イメージを掴んでおきたい

Azure VMware Solutionとは?

  • Azure VMware Solutionは、専用のベアメタルAzureインフラから構築されたVMware vSphereクラスターを含むプライベートクラウドを提供
  • 要は、マネージドなオレオレVMware環境を提供するサービス
  • プライベートクラウドという表現をされているように、VMWare環境に必要なシステム群を内包しているDCのようなイメージ
  • AVSプライベートクラウドへの接続はExpressRoute経由

AVS事始め

AVSのデプロイ

  • デプロイ時に入力するパラメータは比較的少ない
  • ESXiホストの数は最小で3つから構成でき、可用性ゾーンに分散配置することも可能
  • プライベートクラウドに利用するCIDRアドレスブロックが、ほかのVNETやオンプレミスと重複しないように注意する

仮想ネットワークとの接続

  • AVSプライベートクラウドはある種マネージドなネットワーク空間

    • VWANの仮想ハブ的なマネージドなVNETのイメージに近いかも
    • その中にあるvCenter ServerやNSX-Tにアクセスするためには、別の仮想ネットワークをExpressRouteで繋いでJumpboxのVMから利用する流れになる
  • AVSのリソースを開き[接続]>[新規作成]と進み、新しい仮想ネットワークを接続する

  • GatewaySubnetが作成されるだけかな~と思いきや、しっかり仮想ネットワークゲートウェイも作成される

  • 作成出来たらそのVNETを選択して接続

  • ExpressRoute Gatewayのリソースを見てみると、自動的にAVSとのConnectionが作成されている

AVS接続用Jumpbox VMの作成

  • ERで接続したVNETに踏み台VMをデプロイ
  • VNET作成時にGatewaySubnetしか作っていなかったので、VM配置用のサブネットも作る

VMが作成出来たらRDPして準備

VMWareコンソールへのログイン

  • AVSリソースから[VMWare資格情報]を開き、Jumpbox内から各種コンソールにアクセスする

vCenter Serverへのログイン

  • Jumpbox内から、vCenter ServerのWebクライアントのURLにアクセス

    • httpなので警告が出るが、ExpressRouteの中を通っているので閉域内ではある
  • vSphere Clientを立ち上げる

  • Azure Portal上で確認できる資格情報でログイン

  • 見覚えのある画面が表示される

NSX-T Managerへのログイン

  • 同様に、Azure Portalから確認できるURLに資格情報を用いてアクセス

  • 見覚えのある画面が出てきた

  • NSX-T Manager上でNSX-T Data Centerセグメントを作成することも可能(Azure Portal上でも作成可能)

オンプレミスとAVSプライベートクラウドの接続

  • 今までの話は下図(再掲)の上側の部分、AVS-VNETのみの話だった
  • オンプレミスと接続するには、既存のHub VNETとの間に敷かれているExpressRouteから、ExpressRoute Global Reachを介して接続する形になる

その他

  • AVS上のVMからのインターネットアクセス経路についても制限できる

おわり

  • ざっとチュートリアルを一通り触ってみて、雰囲気は掴めたかな~という感じ
  • 逆にここまでできてしまえば、あとはVMwareの世界の話になってくるので、そこはそこで別の話
  • VMwareは完全にわからん…
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Microsoft (有志)

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