Microsoft Copilot for Security の Security Compute Unit (SCU) のデプロイを自動化
はじめに
Microsoft Copilot for Security を使用するために Azure リソースとして Security Compute Unit (SCU) をデプロイする必要があります。なお、Azure 上のリソースの種類は 「Microsoft Copilot for Security compute capacities」になっています。こちら、Azure ポータルや Microsoft Copilot for Security のコンソールで作成や拡張、削除できるのですが、それなりに価格が高いこともあり、作成・拡張・削除を自動化したい要件があるかと思います。(特に検証や PoC の場合)
現時点では、Azure PowerShell などが提供されていないため、今回は Azure REST API から作成や削除できるようにします。
スクリプト
作成用と削除用でそれぞれ以下のスクリプトを使用し、API をキックします。Bearer トークンの取得などが面倒なので、API キックは Azure PowerShell の Invoke-AzRestMethod
を使用します。なお、SCU 追加などの更新も下記の作成用スクリプトで設定可能です。
削除用はこちらです。
自動化
こちらを Azure Functions 上で動かします。以下の記事の 1 と 3 を実施します。
1.Azure Functions でシステム割り当てマネージド ID を有効化
マネージド ID に付与するロールは共同作成者とします。(もちろんカスタム ロールを作成しても OK です)
3.Azure Functions に PowerShell モジュールを追加
Microsoft.Graph は今回使用しないため、Az のみで大丈夫です。
次に HTTP Trigger もしくは Time Trigger の関数を作成します。HTTP Trigger の場合は自動実行する仕組みはないため、別途 Logic Apps などで自動実行する仕組みが必要です。その代わり、Request にパラメータを埋め込み指定することが可能になります。以下は作成用の HTTP Trigger の例です。
削除用はこちら。
これで SCU を自動的にデプロイや削除することが可能になります。
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