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Azure Cost Managementにおける帯域幅の課金確認方法
モチベ
- たまに聞かれるので
見るところ
- Azure Cost Managementから「コスト分析」を開く
- 「フィルターの追加」から
Service name
にBandwidth
を指定する - さらに、グループ化を
Meter
にセット - 見やすいようにテーブルで表示
手元の検証環境では帯域幅を消費するような環境を用意していないため、あまり面白くはないが幾つかの種類のメーターが計上されていることが分かる
帯域幅の基本
- そもそも、Azureの帯域幅の課金はAzureからの送信方向が対象
- 送信元のリージョンの場所によっても単価が変動する
- リージョン間の通信についても課金対象
- リージョン間の通信は大陸内なのか、大陸外なのかによって課金体系が異なる
これらの話は下記サイトの表にも表現されている
メーター名の概要
Standard Data Transfer Out
- これはいわゆる通常のインターネット向けのトラフィック
- 最初の100GBについては無料のもの
Inter Continent Data Transfer Out - ASIA To Any
- これは先述の、「リージョン跨ぎ」かつ「大陸間のデータ送信」かつ「送信元がアジアのリージョン」という条件に合致するもの
Intra Continent Data Transfer Out
- これは「大陸内でのデータ送信」を表す
- 少なくともこの見方だと、ソースリージョンの区別ができなさそうではある
Inter Continent Data Transfer Out - NAM or EU To Any
- これは先述の、「リージョン跨ぎ」かつ「大陸間のデータ送信」かつ「送信元が北米orヨーロッパのリージョン」という条件に合致するもの
- 先のリンク先にもあるように、北米・ヨーロッパを送信元とする場合の価格体系は同じ
Intra Continent Data Transfer In
- 大陸内のデータ受信
- データ受信に該当するので無料
Standard Data Transfer In
- いわゆるインターネットからのデータ受信
- 受信なので無料
別の視点
- グループ化として
Resource group name
やタグを指定することで、帯域幅を消費しているシステムなども特定できる可能性がある
おわり
- 2023年7月1日から可用性ゾーン間の帯域幅の課金も発生するようになるため、そのあたりも考慮が必要になってくる
- そのタイミングで追記予定
GitHubで編集を提案
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