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DNSサーバ on Azure VMにおける条件付きフォワーダ/フォワーダの検証

2023/02/21に公開

クラウドネイティブ人材として社会人になってしまったため、オンプレ運用の経験が乏しくWindows Serverの知見がほとんどない。少しずつ触っていこうという企画。

今回の対象はAzure Windows Server仮想マシン上のDNSサーバ機能。オンプレとクラウドの橋渡しをする際のDNSフォワーダとして度々登場するので、ここで触ってみる。

検証環境

Azure側

  • 仮想ネットワークに1台Windows Server 2022のVMをデプロイ(ここではdnsfwdvmと命名)
  • 仮想ネットワークのDNSサーバ設定で、カスタムDNSサーバとして上記VMのプライベートIPを指定

サーバ側

  • VMにRDP接続し、Server Managerより、DNSサーバをインストール
  • VMを再起動して、VNET側のDNSサーバ設定を反映させる
  • 再接続後、ipconfig /allにて、DNSサーバの設定を確認する

DNS Manager

  • Server ManagerからDNSサーバを選択し、DNS Managerを開く

検証

条件付きフォワーダ

  • google.comのDNSサーバを8.8.8.8とする設定を追加

  • google.comの名前解決確認->OK

    • nslookup google.com
  • yahoo.co.jpの名前解決確認->NG

    • nslookup yahoo.co.jp
  • 自動でAzure DNSにフォワードしてくれるわけではない

  • ちなみに、microsoft.comは…->OK
    • 特に設定しなくてもここは通るっぽい
  • bing.comは…->OK
  • つまるところ、Microsoftが持っているドメインは解決可能な模様

フォワーダ

  • Azure DNSに対して自動ではフォワードしてくれないのでその設定も入れる

  • Fowerdersを開いて、Azure DNSのIP(168.63.129.16)を追加

  • yahoo.co.jpの名前解決確認->OK

  • 念のため、google.comも確認->OK

おわり

クロスプレミスの名前解決時によく目にするAzure VMでのDNSフォワーダ構成のイメージがつかめた。今ではPaaSでAzure DNS Private ResolverというPaaSサービスが出てきているため、高可用性化の運用を考えるとPaaSの方が楽そう。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/dns/dns-private-resolver-overview

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Microsoft (有志)

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