🐕

【invokeAI 2.3.5】M1/M2 MacのローカルにStableDffusionのGUI環境を作る

2022/10/16に公開

はじめに

この記事ではM1/M2環境でローカルで処理できるStableDiffusionのGUI環境の構築方法を解説します。

2023/05現在ではGUIの動作環境はautomatic1111が有名ですが、機能が複雑になり利用のハードルが日に日に上がってきています。本記事ではUIがシンプルかつ利用しやすいInvokeAIの利用方法を解説します。

InvokeAIとは?

StableDiffuisonのサポートツールです。本家よりもかなり使いやすく、GUI/CUI両方で利用が可能な便利ツールになっています。
インストールの簡易さが非常に魅力的でautomatic1111よりもインストール手順が少なく実行できるのが特徴です。

事前準備

導入前の前提条件

conda環境とhomebrewは先行してインストールしておいてください。
導入手順がわからない場合は、以下の記事のhomebrewをインストールpython仮想環境のインストール部分を参考にインストールしてください。

https://zenn.dev/michy/articles/102a0558096199

以降の手順は仮想環境が起動している状態で実行してください。

導入手順

環境構築

以下のコマンドを実行すると必要なファイルが全てインストールされた仮想環境が構築されます。

pip install InvokeAI --use-pep517

初期設定画面の起動

構築後、以下のコマンドを実行すると初期設定が始まります。

invokeai-configure

初期設定内容の選択

初期設定画面を起動すると以下のようなメニューが出てきます。

少し見づらいですが、キーボードの上下左右のカーソルでメニューを移動し、スペースキーで決定ができます。

基本的な設定は全てデフォルトで問題ありませんが、次の3点だけ対応が必要です。

  • HuggingFaceのTokenの入力
  • ライセンスの合意
  • モデルの選択

また、必要に応じてNSFWフィルタのOFFができます。

HuggingFaceのToken入力

huggingFaceのアカウントを作成し、トークンの発行ページでトークンを発行します。

トークンに持たせる権限を聞かれたら、一番最小限のreadを選んでおきましょう。

トークンが入手できたら設定画面中段のAccess-tokenの欄に貼り付けてください。

ライセンスの合意

設定画面一番下のチェックボックスにチェックを入れて、その下のDONEを選択してください。

モデルの選択

invokeaiが推奨するモデルが表示されるので必要なものを選択します。
いくつでも選べますが、選んだ分だけダウンロードに時間がかかるので、デフォルトのまま変えないでもいいと思います。

起動方法

GUIモード

コマンド欄で以下を起動してください。実行後に出てくるURL(http://127.0.0.1:9090)にアクセスするとInvokeaiが利用できます。

invokeai --web

Discussion