【invokeAI 2.3.5】M1/M2 MacのローカルにStableDffusionのGUI環境を作る
はじめに
この記事ではM1/M2環境でローカルで処理できるStableDiffusionのGUI環境の構築方法を解説します。
2023/05現在ではGUIの動作環境はautomatic1111が有名ですが、機能が複雑になり利用のハードルが日に日に上がってきています。本記事ではUIがシンプルかつ利用しやすいInvokeAIの利用方法を解説します。
InvokeAIとは?
StableDiffuisonのサポートツールです。本家よりもかなり使いやすく、GUI/CUI両方で利用が可能な便利ツールになっています。
インストールの簡易さが非常に魅力的でautomatic1111よりもインストール手順が少なく実行できるのが特徴です。
事前準備
導入前の前提条件
conda環境とhomebrewは先行してインストールしておいてください。
導入手順がわからない場合は、以下の記事のhomebrewをインストール
とpython仮想環境のインストール
部分を参考にインストールしてください。
以降の手順は仮想環境が起動している状態で実行してください。
導入手順
環境構築
以下のコマンドを実行すると必要なファイルが全てインストールされた仮想環境が構築されます。
pip install InvokeAI --use-pep517
初期設定画面の起動
構築後、以下のコマンドを実行すると初期設定が始まります。
invokeai-configure
初期設定内容の選択
初期設定画面を起動すると以下のようなメニューが出てきます。
少し見づらいですが、キーボードの上下左右のカーソルでメニューを移動し、スペースキーで決定ができます。
基本的な設定は全てデフォルトで問題ありませんが、次の3点だけ対応が必要です。
- HuggingFaceのTokenの入力
- ライセンスの合意
- モデルの選択
また、必要に応じてNSFWフィルタのOFFができます。
HuggingFaceのToken入力
huggingFaceのアカウントを作成し、トークンの発行ページでトークンを発行します。
トークンに持たせる権限を聞かれたら、一番最小限のread
を選んでおきましょう。
トークンが入手できたら設定画面中段のAccess-tokenの欄に貼り付けてください。
ライセンスの合意
設定画面一番下のチェックボックスにチェックを入れて、その下のDONEを選択してください。
モデルの選択
invokeaiが推奨するモデルが表示されるので必要なものを選択します。
いくつでも選べますが、選んだ分だけダウンロードに時間がかかるので、デフォルトのまま変えないでもいいと思います。
起動方法
GUIモード
コマンド欄で以下を起動してください。実行後に出てくるURL(http://127.0.0.1:9090)にアクセスするとInvokeaiが利用できます。
invokeai --web
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