Open3
CloudLoggingのLog AnalyticsがPublic Previewになってたので触ってみた
Cloud Loggingに新しくLog Analyticsという機能がついた。これはCloud Logging上でBigQueryのクエリを実行機能を追加したものとなっている。またLoggingバケットとBigQueryのテーブルをリンクさせることで、BigQuery上でCloud Loggingのデータを解析することが可能になっており、他のログと関連付けての分析も便利になる。
ドキュメントは以下
従来に比べて嬉しい点
- ログの調査をする際に、BigQueryのクエリを使用できる
- 複雑なフィルタリング・クエリを実行する場合、Cloud Loggingのフィルタリングクエリだと難しかった
- BigQueryへのエクスポートが超簡単になる
- CloudLoggingに格納されたログとBigQuery上の別ログを組み合わせて分析する場合、一度BigQueryにエクスポートする必要がある
- これまではシンクを設定し、application → CloudLogging → Logging Sync → BigQueryのような流れでBigQueryに格納するのが一般的だった(リアルタイム分析の場合)
- これをショートカットできる
設定方法
新たにログバケットを作成しそれを有効化する場合、「Upgrade to use Log Analytics」と「Create a linked dataset in BigQuery」にチェックを入れることで、BIgQueryからCloud Loggingの対象バケットを分析することが可能になる。
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バケットの作成画面
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自動でBigQueryにテーブルが作成され、直接ログバケットを参照可能になる
まだわかってないこと
- 課金体系
- 今回のLoggingバケットとBigQuery間のlink設定では、新たにシンクは作成されていない。従来はログシンクでデータ転送量としてお金かかってた。これがカットできるのか?