Macがクラッシュするマウス【Kensington SlimBlade Pro】
結論
Kensington Konnect ではなく、Kensington Works を使用する
終末医療器具に手を出す
私はRealForce愛用者かつ、去年から絶滅危惧種として指定された時代を逆行するフルキーボード信者である
大阪-東京間出張のようにホームポジションとマウスを往復する生活によって、私の右肩はすでに限界を迎えていた
そんな日常の中で、曲がり角からパンを咥えて走ってきた左右兼用の変態トラックボールと出会ってしまった
思ったより快適な左手トラックボール生活
複数の変態ガジェットブロガーによって語られているように、SlimBlade Pro の使い心地は想像以上に良い
- 手首の負担が減る(慣れが必要)
- 大玉であるからこそ、細かい動作と大きな移動を使い分けることができる
- 4個のボタンにより、標準で8動作を設定できる
- スクロールが快適
人類はより早く左手トラックボールに移行すべきだろう
もちろん、Homerow を愛用するほどキーボードショートカットを極めようとしているが、素直にマウスを使ったほうが早い作業はマウスを使ったほうが良い
無線トラックボールは、尻尾もなければ耳もないので、もはや何一つ"マウス"ではないが…
平穏な日常に訪れた悪夢
私が遭遇してしまった悪夢は、SlimBlade Pro の標準ソフトウェアであるKensington Konnect のクラッシュである
症状としては、突然にすべてのアプリケーションが動かなくなり、数分後にMacが強制再起動になるという厄介なものである
調べた限りでは最新バージョンにおけるクラッシュのレポートなどはなかったが、何かしらのソフトウェアと喧嘩してしまったのかも知れない
ソフトウェア界にもお局様のような存在が居るのだろう
Windowsユーザーであれば代用ソフトウェアという選択肢があるが、Karabiner-Elements を使わないためだけにMac標準とRealForceのキー変換だけで乗り切り、4年間も更新されていないClipy を使わないためにRaycast に辿り着いた私としては、標準に拘っていきたい
これは、無駄なプライドである(無駄なプライドというのは絶滅危惧種に必要不可欠な要素かもしれない)
啓示
公式のSlimBlade™ Pro EQ トラックボール のページの最下部では、Kensington Konnect がサポートソフトウェアとして掲載されているが、Kensington Works がトラックボール向け専用のソフトウェアのようだ
こちらを使用するとクラッシュもなく、無事にカスタマイズをすることができた
エレガントチート
最適な作業環境の追求は終わりを迎えることがない
コストパフォーマンスを重視したデスクもあれば、とにかく最新ガジェットを集めまくったデスク、自分以外誰も使えないような変態デスクもあるだろう
皆の生産性向上を願う
Discussion
Kensington Worksでもクラッシュするようになってしまったので対処法を模索中