Open1

Linuxの起動シーケンスの流れ

ひでひで

1~7の段階を踏んで起動シーケンスの流れを説明

  1. 電源ON → BIOS/UEFI
  • コンピュータの最初の動作
  • ハードウェアのチェック
  • どこからブートするか決定
    (例:パソコンの電源を入れて、最初の自己診断をする段階)
  1. ブートローダー(GRUB2)
  • BIOS/UEFIから制御を受け取る
  • カーネルとinitial ramdiskを読み込む
  • 起動オプションの選択が可能
    (例:レストランのメニュー選択のような画面)
  1. カーネルの起動
  • メモリに読み込まれて実行開始
  • ハードウェアの初期化
  • initramfsのマウント
    (例:お店の基本システムを起動する段階)
  1. initramfs(initial ramdisk)
  • 一時的なルートファイルシステム
  • 必要なドライバをロード
  • 実際のルートファイルシステムをマウント
    (例:開店準備のための一時的な作業場)
  1. systemd(PID 1)
  • 最初のプロセスとして起動
  • システムサービスの起動を管理
  • 並行して複数のサービスを起動
    (例:お店の各部門を順次開始する管理者)
  1. システムサービスの起動
  • ネットワーク
  • ファイアウォール
  • その他の必要なサービス
    (例:具体的な業務の開始)
  1. ログインプロンプト表示
  • ユーザーログイン可能な状態に
  • GUIまたはCLIのログイン画面
    (例:お客様を受け入れる準備完了)

重要なファイルや場所

/boot/                  # カーネルとブートローダーの場所
/etc/systemd/system/    # systemd設定ファイル
/var/log/boot.log      # 起動ログ

トラブルシューティング用コマンド

dmesg                   # カーネルメッセージの確認
systemctl status        # サービスの状態確認
journalctl -b          # 起動時のログを確認