Open1
図書館を例にファイルシステムを理解する Part1
ファイルシステムとは
図書館を例で説明すると
- 図書館の本の整理システムのようなもの
- 本(データ)を効率的に保存、取り出し、管理する仕組み
主なLinuxファイルシステム:
ext4:
- 最も一般的なLinuxファイルシステム
- 信頼性が高い
- 標準的な使用に適している
XFS:
- 大容量ファイルに強い
- パフォーマンスが高い
- Red Hat系でよく使用される
Btrfs:
- 新しい世代のファイルシステム
- スナップショット機能
- RAID機能内蔵
基本的な管理コマンド
ファイルシステムの作成
# ext4の作成
mkfs.ext4 /dev/sdb1
# XFSの作成
mkfs.xfs /dev/sdb2
マウント
# 手動マウント
mount /dev/sdb1 /mnt/data
# fstabへの追加(永続的マウント)
vi /etc/fstab
重要な概念
iノード:
- ファイルの属性情報を保持
- 図書館のカード目録のようなもの
ジャーナリング
- システムクラッシュからの保護機能
- 取引記録のような役割