Open1
データベースとSQLの基礎基本の学習
データベースとSQLについて学習します。
ECサイトを例にすると実践的で分かりやすいかと思います。
基本的な概念
-
テーブル、カラム、レコードの基本概念
ECサイトの「商品テーブル」を例に説明します:
products(商品テーブル)
-------------------------------------------
商品ID | 商品名 | 価格 | カテゴリー
-------------------------------------------
1 | Tシャツ | 2,980 | 衣類
2 | スニーカー | 8,800 | 靴
3 | 帽子 | 3,500 | 帽子
- テーブル:データを表形式で保存する場所(上の例では「products」)
- カラム(列):データの項目(商品ID、商品名、価格、カテゴリー)
- レコード(行):1つのデータの集合(例:ID:1, Tシャツ, 2,980, 衣類)
-
基本的なSQL文
これらのデータを取得するための基本的なSQLコマンドを見てみましょう:
SELECT 商品名, 価格 -- 取得したい列を指定
FROM products -- どのテーブルから取得するか指定
WHERE 価格 <= 5000; -- 条件を指定(5000円以下の商品のみ)
- SELECT:どの列(カラム)の情報を取得するか指定
- FROM:どのテーブルからデータを取得するか指定
- WHERE:どんな条件でデータを絞り込むか指定
-
実践的な例
ECサイトではこのような操作がよく使われます:
-- 5000円以下の商品名と価格を取得
SELECT 商品名, 価格
FROM products
WHERE 価格 <= 5000;
-- 衣類カテゴリーの商品を全て取得
SELECT * -- * は「全てのカラム」を意味します
FROM products
WHERE カテゴリー = '衣類';
-
よく使われるテーブルの例
ECサイトでは以下のようなテーブルがよく使われます:
- 商品テーブル(products)
- ユーザーテーブル(users)
- 注文テーブル(orders)
- カートテーブル(cart)
次のステップとして以下を学習していこうと思います。
- 実際のデータの絞り込み方(WHEREの詳しい使い方)
- データの並び替え(ORDER BY)
- 複数のテーブルの連携(JOIN)